【パチ・スロクロス】パチンコ・パチスロ解析情報

2018年08月03日

神様に会いに行く

大小あわせ様々な『野外フェス』が行われる昨今、その中でもフジロックは特別だ。いや、正確には良くも悪くも「特別視」されているのかも知れない。単純に新潟苗場という山の中で行われる立地の悪さ(チケット代と交通費だけで10万近くになってしまう事も)や俗に言う邦ロック勢が少なく、年齢層が高めとなるアーティストのラインラップ。

 

そして、参加者の多くが過ごすことになるテント生活。当然ながらテントを立て、そこで生活するには様々なキャンプギアも必要になってくるし、それを現地まで持っていかなければならない。ほぼ確実に雨がふるので雨具の準備もいるし、雨がふれば地面に座れないので折り畳み用の椅子もいる。昼間はアツく、夜は寒いのが山の天気だ。熱中症対策に加え、寒さ対策もしっかりと立てていなければライブを楽しむことさえままならない。

 

(荷物に関しては輸送もできるが)そういったハードルの高さ、それがフジロックを特別化している一つの要因なのかもしれない。

 

曰く、天国だった。曰く、地獄だった。

 

フジロックは自由だ。そして、自由は自然は何時だって俺らを試してくる。

 

 

深夜にテントのポールが折れちまい。相談所にそれを相談しても、受けられる提案は「朝まで踊りにいくというのはどうでしょうか?(真顔)」という最高の返しだけだぜ。そりゃそうだ、ポールが折れたのは自分のせいだ。

 

(俺のテントは何とか暴風の中でも4日間耐え抜いてくれました。ほぼほぼ寝ずにペグを強化するハメになったけどテントサイトは崩壊テントで悲惨なもんでしたわ……。)

 

目の前のガラスを割ったり、校舎のガラスを割りながら歩いてみたりと、誰もが憧れる自由ではあるが、たちの悪い事に「自由=楽しい」というものではなく、「自由」というものは俺らに何も与えてくれない。与えてくれるのは自分で何かを楽しもうとする権利。それだけだ。

 

そう、フジロックは告知ランプのないノーマル機だ。

 

楽しみ方を探し、それを感じ取られる感性さえあれば無限に楽しめる。何時寝てもいいし、何時起きてもいい。何時に起きようと何処かで名前も知らないアーティストが面白い事をしている。別にライブを見ずとも落語を聞けばいい、川で水遊びするのもいいだろうし、大道芸を見るのもいい、見たいアーティストではなく、通りすがりに聞いたアーティストに心を奪われるのも一興だ。(そのパターンで俺はサカナクションを見逃したが)

 

不自由なAT機に慣れすぎちまって「何で何も教えてくれないの?どうすればいいの?何をすればいいの?」そう感じてしまったのならば、全く知らないものを見に行き、自分自身の感性と動物としての野生を取り戻すんだ。

 

そうすれば、勝負の場に置いて自分の勝ち負けを誰かのせいにするなんて甘ったれた考えも消え去るさ。

 

別に誰が来店しようとも、何人並ぼうとも、割りの公約がどうだろうと、んな事はどうでもいい。立ち回りや打ち方なんてものは自由であって、俺らは一度たりとも「ここで打ってください」と(打ち子やサクラを除けば)強制された事はないはずだ。自分で決めて自分で座っているんだ。

 

それがいかに理不尽だろうとも、それがいかに腹に据えかねるガセネタだろうとも、何かを楽しむ為には自己完結をしなきゃいけない。

 

命という大切な時間を削って得た、大切なお金を不明瞭な情報や、本当の顔も知らない誰かに託してしまう時点で、申し訳ないが「勝負事」には向いてないよ。そして、不必要な期待は「只の凡人」を偶像化しスター性を持たせてしまう。

 

おそらく、世にいうライターさん(便宜上)の一部よりも皆のほうがスロットに詳しいだろうし、俺より詳しい人だって山程いる。なんでさ、依存して神格化しすぎないほうがいいと思うんだけどね。俺も含めみんな只の凡人だ。

 

フジロックだって別に特別なものやステータスなんかじゃない。好きだから行く。ただ、それだけのこった。ロックなんてダサいぐらいで丁度いい。

 

そうやって神格化されるのが嫌だからなのか、ボブディランのライブは何時だってひねくれている。正直、アレンジが効きすぎていて何の曲をやっているのか分からねぇレベルだ。それでも、アインシュタインや生きていたジョンレノン。うん、ロックの概念を見ちまった。そんな気はしたな。

 

フジロックから帰ってきた俺にたいし、普段は音楽なんて聞く素振りもない父親が、実は若い頃、ボブディランに憧れていたらしく、はにかみながら実物の感想を聞いてきた姿に、俺もはにかみながらこう答える。

 

 

父さん、答えは風に吹かれていたよ。

 

CLOSED BGM

Blowin’ in The wind /Bob Dylan

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