【パチ・スロクロス】パチンコ・パチスロ解析情報

2022年12月04日

パチンコ店の待遇の変化

こんにちは。ツケマイてんちょ~です。

 

パチンコ店、私が働き始めた約30年前は、それはもう世間の理解を得られない蔑まれる職業であった半面、お客様は今とは比べ物にならないほどたくさん居ましたね。そんな言い方は悪いですが「日陰者」の時代、パチンコ店のスタッフは主にスポーツ新聞の求人欄に掲載されていました。そこで売りになっていた文句が「完全2部制」「個室寮即入寮可」「給料月25万上可」「夫婦寮完備」、ひどいときには「エアコン付き個室寮完備」などでした。今からは想像がつかないと思いますが、まずは最初の「完全2部制」という言葉。なぜこれが求人の売り文句になるのかと言えば、「準2部制」という勤務体系が未だに少数であれ存在した時代だったからです。例えば10開店23時閉店だと、開店前作業、閉店後作業を少なめに見積もっても、勤務時間は9時スタート、終わりは24時終わりじゃないかと思います。そうなると「完全2部制」では、早番、遅番の勤務体系なのですが、これが準2部制となると、早番が9時~13時勤務、13時~17時まで休憩、17時からラストまで勤務。 遅番は13時からラストまで勤務。そんな感じでした。要は忙しくなる夜には全スタッフが居る体制にして、みたいな感じ。今の人には無理でしょうね!なんて言いたいところですが、今も役職者なら当たり前にやっている「中抜け」と大差ないんですよね。

 

そんな勤務時間に加えて「個室寮完備」の言葉。そうか、パチンコ店で働く人は流れ者が多いから寮が必要なんだ!と思った人は50点。もちろんその通りなのですが、ポイントは「個室」です。私の師匠なんかは若い時には電車のガード下の部屋に二段ベッドが2つとかのレベルの寮に入りパチンコ店で働いていました。それを考えれば「個室寮即入寮可」とか「エアコン付き」なんて言葉は響きますよね。そして「夫婦寮完備」これはもう難しく考えることなく、ぶっちゃけ夫婦じゃなくても良いのです。スーパーホテルの支配人制度のように別に内縁関係でも彼氏彼女でも、時には私が過去に面接したこともありますが、男×男のカップルでも良い訳です。つまり一度に労働力が2人分、というのが一番大きい理由で次の理由に男女のカップルなら、女性はカウンターに、男性はホールにと働いてもらえるからです。もちろんパチンコ店なので一筋縄ではいかないのですけどね。退職する際には一人だけ退職し、もう一人は引き続き働き続ける、なんてのも経験しましたしね。そして「給料25万上可」という言葉。これは当時の求人はかなりの確率でそうだったと思いますが、25万円以上稼げる訳では無いのです。「以上」とは書いて無いですしね。25万「上」なので、25万以上稼ぐのも可能ですよ~という意味にもとれるし、25万上って上限の「上」だから! なんて意味にもとれますね。それでも求人が多数出ていた頃なので、今とは違い相当景気は良かったのは確かです。

 

 

もっと言えば私がアルバイトで働いた時給はいくら東京と地方の格差があっても30年前です。その30年前の時給よりも安い時給のパチンコ店が地方にはまだまだあります。そして正月3が日出勤したら手渡しでお年玉とか、今は聞かないですよね? 自分なんかも新装開店の週は忙しくなるから公休出勤して給料を増やして…なんて感じでした。ちなみに「公休出勤しないで休む」という選択肢は与えられてなかったんですけどね(笑)そういう感じで辛くて大変だったけど稼げる!というのがパチンコ店の良い所で、今のように「労働基準法が…」なんて話にはならないし、パワハラなんて言葉は無かったですね。そう考えると今のパチンコ店は大手を中心に「公休月9日」とか、今の若い世代に響くように収入面よりも労働環境などの面でアピールしていますよね?実際、時給の高さではもうパチンコ店よりも深夜の飲食店のほうが高いですし、若者は給料を高くしてもそこに魅力を感じない人が増えました。しかしそれでも給料は高いに越したことは無いのです。待遇的には店長、主任クラスも物凄く楽になったのがパチンコ業界です。私が主任の頃は2年ほど、完全休暇ゼロで働いた時もありました。週70時間くらい店に居ましたよね。公休日でも、22時30分には店に入り、閉店作業(主に調整業務)をしていたので、実質休暇がゼロだったんですよね。でもそのかわり、貰うものは今よりもらえました。店長なんかは当然休みなしでまぁ、ホール出る訳では無いですが朝に社長が来れば朝から居るし、昼に業者が来れば昼にも居るし、夜は調整業務で居るし、という感じでしたが圧倒的な待遇であり、目標になるようなのが当時の店長でした。

 

今の店長は企業化されている所ほど、そこまで醜い勤務体系ではないし、休みはきちんと休めるし、その代わりに当時とは違って給料もそれなりになっています。また当時と違い管理業務が多いのでそういう意味では大変になっているのに給料はそんな感じなので、若い人が「店長になったら大変だから、今のままでいいや」と出世を目指さないのもわかる気がします。なんというか、まぁ雇われているから元からサラリーマンだと言われればその通りなのですが、何かパチンコ店の役職が職人からサラリーマン化してしまっている気がします。ただそれは良い方向で変化している訳で、外から見たイメージも当時と比較してもかなり良くなっていると思います。実際はその陰で大手であっても中抜け勤務や遅番の翌日に早番勤務など、役職者に負担が行くのは事実なのですが、あまり表に出ないですよね。そのぶん公休日をきちんと取れるからかもしれませんね。しかし給料がそこまで物凄く高く無いのであれば、増える責任と天秤にかけて出世しないほうが良いと思う人が増えると思います。既に体力的な部分では各台計数機になり、重いドル箱を運ぶ作業が無くなっており、労働環境面では店内禁煙が当たり前となり、タバコの煙で目をやられる、なんて事も無くなりました。そういう事を考えると妥当な給料なのかもしれません。今は飲食業のほうがキツいかもしれませんよね。パチンコ店スタッフの待遇面はかなり変化して、その変化とともにパチンコ店スタッフへの世間のイメージも変化している、そんな感じはするのですが、やはり手っ取り早く稼ぎたい!なんて人が昔はパチンコ店に働きに来ていたと思うんです。いわゆる「セーフティーネット」だったという人も居ます。しかしこれだけお店が閉店していき、スマートパチスロ、スマートパチンコになって更に業務が楽になると、いったいパチンコ店のスタッフの待遇ってどうなるのかな?なんて思ってしまいます。それはこれだけタバコの値段とかが上がっても、パチンコ店のスタッフの時給って「昔とあんまかわんないんだよね~」って事に尽きます。仕事は楽になっているのだから、まぁ、上がらないのかな?

 

それではまた来週!

スポンサーリンク