2022年10月23日
ラーメン事業、好調なスタート
こんにちは。ツケマイてんちょ~です。
先週触れたように、今流行りの冷凍ラーメン自販機のFCを始めました。初日は21時頃からの時差オープンとはいえ、なんと「3食」そのうち2食はテストに私が買ったので実質1食?いやいや、その1食は数年前まで担当だった仲の良い営業マンなので、実質「ゼロ」というスタートでした。まぁ、住宅街の中でいきなりラーメンの自販機だけおいて売れませんよね。そんなスタートでした。翌日は一応付近を歩く人が気づいてくれたのか、24時間営業して「18食」売れました。ただ、この日に「ズンイチTV」というユーチューバーから連絡があり、食レポ動画をUPしたいと連絡がありました。当然OKして、翌日に動画がUPされ、また前日よりも売ることが出来ました。10日から元々本部で決まっていたYouTube広告が流れ出すと、突然物凄い売れ行きが変わり、1日2回の自販機補充でも売り切れが出てくるようになりました。
当然日中はパチンコ店に居ますので、売り切れになっても即時に補充出来ない!せっかくの販売機会を喪失する結果になってしまいました。このため翌日から出勤前に朝4時過ぎに起きて自販機補充して、夜に帰宅後宅急便でラーメンの納品を受け取ってからの10時過ぎまた自販機補充、と言うスタイルに変えました。ところがユーチューブ広告って影響力が物凄いんですよね、その2回補充でも売り切れ発生。日を追うごとに売れていきます。自販機に50個入るのですが、自販機で持ち帰りなので一人のお客様が1個とは限りません。4~5個のまとめ買いも普通にあり、遂には1週間後には朝、夜の間に夕方補充を入れるようになりました。それでも昼のピーク、夜のピークに爆買いが発生し、朝に満タンにしても14時過ぎには売り切れる。夕方17時に補充しても19時半にはすべて売り切れ、なんてのもありました。ピークは土日でどちらもパチンコ店での仕事があるために、売り切れでお客様が買えない時間が5~6時間ありながら、残りの時間で約120個売れました。
これは戦略として、オープンセールで安売りする期間を1週間と告知して、その後延長するというやり方を取ったからです。なので土日が安売り最終日、と言う感じでお客様が多数集まり爆買いした可能性が高いと思います。とにかく金土日の3日間は3時間睡眠でパチンコの仕事に自販機の仕事にと頑張って想定外の売り上げが上がりました。もともと、何か少しでも現金収入が無いと、もしもパチンコの仕事を失ったら困る、と言う部分から探した仕事なので、想定収入はかなり少なく、月の食費と光熱費ぐらいになれば、という感じでした。なので想定月収以上、実際にはYouTube広告で使いましたが、最初の10日間でもうYouTube広告費用は回収出来ました。そんな滑り出しでやはり知り合いなども「2台目、3台目置かないと!」なんて煽ってきますが、もともとはスモール起業した理由の一つに「人を雇用するリスクと求人費用を含めた人件費の増加」があります。つまり人を雇って大きいビジネスをするようになるのかは、まずは新しいことを起業して上手く行ってから考えれば良い、と考えました。
なので当初の起業する業種は自分一人で基本的になんとかなりそうな業種を探しました。あまり儲かり過ぎると私よりももっとキビや資本力を持っているところに真似されて潰されてしまうリスクを考えて、そこまで楽には稼げない、というかわざわざ人を雇ってやるほど儲からない、と言う視点で探して冷凍ラーメン自販機にたどり着いたのです。今流行りの冷凍餃子自販機や冷凍餃子無人販売、コインランドリーから色々調べました。残念ながらこの年齢で雇用される仕事を探すと、経験を生かさない限りは国家資格と実務経験が無い限り単純労働で自分の時間を売る仕事しかできない訳です。なので決意してからは本気で色々調べました。自販機にターゲットを絞ったのは、自販機なら良いというわけでは無く、冷凍食品業界がコロナ禍の中で売り上げを伸ばしており、店舗そばのホームセンターでもリニューアルをきっかけに売り場面積約2倍になった冷凍食品、調べてみてもコロナで外食がのきなみ数字を落とす中、内食と言う事で冷凍食品の需要は高まっています。冷凍技術の進歩で美味しくなったことも理由かもしれません。
パチンコ業界もそうですが、伸びているジャンルと縮小するジャンルでは同じ努力をしても結果が違う場合もあります。また、突き抜けた能力が無くても伸びているジャンルの業種に居れば、業界全体が良くなる恩恵を受けるし逆の場合には自分の責任が何一つなくても業界の不景気の影響を受けるようになります。そのような考えから冷凍自販機と言うジャンルにまず絞ったのです。自分で肉、ホルモンなどを同僚だった元他店の店長から仕入れて売る、餃子の自販機を仕掛けている会社の社長と役員が中学、高校の同級生なので頼る、ラーメン自販機のFCになる、コンビニの潰れた跡地に無人販売の餃子、ラーメン屋をやる、なども色々考えていきました。やはり考えるだけでなく、こういう時には行動も早くないと駄目ですね。お金はまた稼げばよいのですが、時間はもう過ぎた時間は戻らないのですから。
自販機なのは1台での利益の限界値が低いです。しかし毎日現金売上が入ります。仕事をして月末に締め日で翌月末に入金、というサイクルのいわゆる「掛け売り」だと、もしも何らかの理由で入金が遅れた場合に自分の支払いは待ってくれません。計画的に予定を組んでいたとしても、入金されなければ自分で他所からお金を借りたり、定期預金を崩したりと「掛け売り」の場合にはリスクが大きいですし、そのリスク回避に運転資金が現金で必要です。大きな商売をいきなりするほどの優秀な人間ではないのでまずは借入せずに自己資金で、失敗しても自己資金が無くなる程度で済む業種、そして大きくしないので融資を気にする必要がありません。なので決算書なんか気にしないでキャッシュフローを気にして経営するだけで良いのです。決算書が黒字でもお金が無い、黒字倒産なんで企業は日本全国で発生しています。つまり自分がせいぜい自分や家族を養う程度なら決算書なんか気にせずにキャッシュフローを気にして経営すればよいのです。そう考えて自販機という結論を導き出しました。長くなったのでまた次回。
それではまた来週!