【パチ・スロクロス】パチンコ・パチスロ解析情報

2022年09月19日

終わりの始まりなの???

こんにちは。ツケマイてんちょ~です。

 

業界内では11月のフィーバークイーンが取り合いになったりと、諸事情で色々騒がしくなってきていますが6.5号機はヤレる!なんて言っていた夏が終わり、スマートパチスロ一色ですね。それもそのはず、6号機なのにスマートパチスロの某機種の発表されている数値を見ると、「4号機復活なの???」みたいな景気の良いもので、もしもファンに受け入れられたら未導入店は取り返しのつかないダメージを受けそうで、大手を中心に導入に向けて邁進中です。普段の話題機種と最も違うのが、「スマートパチスロ第一弾」という部分で機械を売ってもらうためには「スマート遊技機用ユニット」が必要なんですね。つまり機械を買おうとしても、そのユニットを保有している台数までしか機械の導入はできず、ユニットを持っていないと設置が出来ないので売ってくれないのです。現在のCRユニットも様々なメーカーで提供しています。やはり有名どころでは日本ゲームカード、そしてゲームカードと合併したジョイコ、これが日工組メーカー系ですね。当初ジョイコは日工組メーカーの出資で株を持っていた流れから、ゲームカードに吸収されてもその各社はゲームカードの株式を少しとはいえ所有しています。つまり株主ですね。あとはシェアがあるのはダイコク電機製ユニット、マースエンジニアリング系ユニットになりますね。他にもグローリーナスカ系、認証協系などシェアの小さいのもありますが、おおまかには3社のCRユニットが多いでしょう。そこで今回のスマート遊技機やユニット関連を特許的な視点で見てみると、ユニットに使う基板はゲームカードジョイコの特許が多いらしく、当然ゲームカードのユニットに多く割り当てられます。マース、ダイコクと割り当てはゲームカードに比べて減るだけでは無く、先ほど言ったようにパチンコメーカーはゲームカードの株主ですが、マースやダイコクは違います。つまり基板を仕入れて作るので当然ゲームカードより確保が不利になりますよね。ゲームカードで約3万台分(マルハン含む)、マースで約2万台分(ダイナム含む)、ダイコクで約7千~8千台分と言われていますが、市場のシェアと合った比率では無いので、どうしてもダイコク電機製ユニットを使っている店には希望台数と乖離する本数しか用意できないみたいで各地で揉めている声が聞こえてきます。

 

そしてスマート遊技機の営業が始まっても、そのユニットを確保できていないと設置できないので売ってくれないのです。もちろん売ってくれてもユニット本体費用に工事費、場合によってはホールコンピューターのバージョンアップだとか色々お金が掛かりますので、資金力の無い中小ホールはもう無理なんじゃないでしょうか? コロナで厳しい中、新基準機に入れ替えてまでなんとか営業を続けてきたお店が、このALL新基準機の時代になってからどんどん潰れていく現状は、このスマート遊技機の件で先行きの見通しが立たずに諦めるお店が続出しているのでは?と私は思っています。スマート遊技機用ユニットなので、購入したらそこにはスマート遊技機しか設置できないのです。6.5号機との共用というのが出来ないので本当の意味での新規設備投資になります。法改正でコロナ禍の中苦しみながらも全台新基準機に入れ替えて、まだコロナ前の数字に戻り切っていないところでまた新規設備投資が必要、その後も新紙幣になるのでビルバリ交換などの費用が必要と、投資しないといけないものは多数見えているのに営業が上向きになるという保証はどこにもありません。心ある業界人の方はちゃんと「スマスロが受け入れられるというより、これをきっかけにファンが戻ってきて遊技人口が回復することが重要」と正論を述べていたりするのですが、そのような慎重論はかき消されて、「スマート遊技機時代到来!盛り上げようぜ!」みたいな空気になっているのがパチンコ業界の現状ですね。まぁ、その一方で「もうスマート遊技機の時代になったら自社は終わりかな」なんて会社も多数ある訳で、当時はあれだけ悪口を言われた数年前のサミーさんの希望退職者募集でしたが、今となれば業界人は「やっぱりサミーって上場企業だけあって最後まできちんと面倒見て良い会社だよね」なんて声が聞こえてきます。業界が縮小しているのですから当然退職者は余程突き抜けた能力を持っていない限りは、若くて安く雇用できる人材に居場所を奪われて業界内での居場所が無くなります。当然過去を振り返ってもそのような変化の節目で人材の若返りは起きていましたし、私だってそのおかげで今の立場にいるのかもしれません。しかしながら今回のスマート遊技機の導入で更に大手と中小の格差が広がるのは確実視されており、店舗数の減少は避けられなくなりそうです。

 

打ち手側から考えてみれば、お店同士の競争が決着ついていないからこそ新台導入で競ったりイベントで競ったりと競争して、それが打ち手に有利な環境を生み出し集客し、集客できるからまた還元競争になるという良い状況が生まれます。しかし例えば1社独占の市が出来たとすれば、無理して新台を大量に導入しなくても、無理して出さなくても、打ちたいお客様はそのお店に行くしか無いですよね、選択肢が無い訳ですから。お店同士の競争が無くなれば、まわりまわってファンにもあまりよろしくない環境になるのは目に見えています。だってこれだけ設備投資をしたら、それ以上稼がないといけないですからね。業界人の模範解答的な言い方をすれば、「スマスロをきっかけに遊技を離れていた層が戻ってきて、これからまた業界は盛り上がりますよ!今が景気の底です」なんて言うのが良いのでしょうけど、それが本当だった場合に起こるのは、先ほどから言っているようにユニットを確保できずにスマスロを導入できなかった中小法人が更に大手と差を付けられて淘汰されていく未来です。スマスロ大ヒット!なんてなれば、お客様も当然導入店に集まりますよね? 結果…となる訳です。あとは遊技を離れていったお客様、特に5号機から6号機への射幸性抑制に嫌気がさして離れたお客様はもどってくるきっかけになるのかもしれない。だけど本当の意味での若年層の新規顧客を呼び戻せるものになるのか?という部分では個人的には不安を隠せません。やはり若い人の参加が増えて参加人口が増えていく姿こそが将来を考えても健全な姿で発展に期待が出来ると言えますので。専業の人達、この人たちは軍団のような若い人をのぞけば、もう専業を引退しても他に仕事がある訳でもない人達が多いと思うので、今も専業として毎日打っている人たちはスマート遊技機の時代になっても打つでしょう。しかし若手が参加せずに尻すぼみな業界になって行けば、いつかはその人たちも満足いく日当を得る事が難しくなるのではないかと思います。その頃にはもっと店舗数が減っていると思うので、ディズニーランドのように「遊技料金を払ってパチンコ、パチスロで遊んで満足する」という遊技スタイル(勝ちをもとめるのではなく、価値を求めて対価を払う遊び)に変化していないと店舗数減少、業界売り上げ減少は止まらないのでは無いでしょうか?

 

そのように色々考えさせられてしまうスマート遊技機登場ですが、もちろん機械のスペックは良くなっています。ただ、一般顧客の財布事情は良くなっているのかと言えば、物価高、円安、コロナの影響などで不景気な人が過半数だと思います。そのような状況でスマート遊技機は業界一発逆転起死回生のきっかけになるのか? 発表数値だけ見たら、もうVVVなんてマイルドな4号機の再来でしか無いですからね。結果がどうなるのか?生暖かい目で見守って頂ければと思います。話題のスマート遊技機について、ここ3回ほど私の私見も交えながら触れさせていただきました。

 

それではまた来週!

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