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2022年05月15日

集客トレンドの変化②

こんにちは。ツケマイてんちょ~です。

 

先週は取材等のイベント全盛期までを書きましたね。その昔、新装開店がお祭りだったからこそ開店プロと呼ばれるグループが生まれたように、このような雑誌取材系イベントが流行れば「軍団」と呼ばれる人たちが生まれるのも当然ですね。ましてやこの手のイベント、公約という名目で「●●台並びで6投入!」とか、「〇機種全6機種作ります」なんてお店の設定投入パターンの一部をバラすわけです。そりゃぁもう軍団が有利になりますよね。何でこういうイベントが流行ってきたのか?その背景にはお店側の変化もあります。

 

私が業界入りした時代は、パンチパーマでスポーツ新聞読みながらタバコ吸ってる店員さんがまだ現役で、少しづつそのような店員さんが居ない店が増えてきた時代です。当時は店長はある意味「軍団」を引き連れていまして、店長がそのお店を退職すると、マネージャーから主任から、役職者が全員退職する、そして全員で次の店で働くなんて時代でした。この雑誌取材イベント全盛時にはそのような店長も居なくなりチェーン展開する店が増えて、店長が「俺の店」という愛着でお店の営業を見るわけでは無く、「俺の会社の店」と言う感覚に変化する時代になりました。

 

そうなるとその店長はお店に一定期間は居ますが、異動があるので考えることは「俺の居る間は問題も起きずに順調に日々営業したい。出来れば売上、稼働を上げて次に移動する店は基幹店に異動したい。」なんてなる訳です。そうなると長期的視点が減ります。例えば新台導入。新台を導入するのに掛かった費用はお客様から貰わないといけません。しかし新台導入で稼働が上がるのも確かです。もしも目先のことだけ考えていたら新台をバンバン買って自分が店長の時期だけ売上、稼働を伸ばして評価を上げる。残された支払いは次に移動してくる店長がどうやって払うか考えればよい。そういう考えを働かす店長が生まれます。

 

会社側も馬鹿ではないので、そういう店長が生まれない様にブロック長、部長が店長を管理するお店が増えていきます。そうやって店長の独自色を出す店が薄れていき、どこのお店も同じような機種構成になっていくのです。そうなると店長の決済で自分の居る間に売上、稼働向上に貢献するのは、「販促」「装飾」「接客」「清掃」「管理」そして販促策の中でも即効性の高い「雑誌取材イベントやライター、芸能人来店イベント」です。ではなんで軍団が喜ぶような設定を組んでイベントをやるのか?それはお店の数字しか見ないで、何でそのような数字になっているのかまで掘り下げないからなのです。要は12時間フル稼働した高設定台が、軍団構成員が一人でメシも食わずに回した結果なのか、常連が数名で回した結果なのかは本社などではわからないからです。

 

お客様からすれば、「毎回軍団にエサ撒いてるだけなのに、何で毎月このイベント開催するんだろう」と思うようなイベント、こういう事なのです。軍団が打っていても結果お店の数字が伸びているので、本社には褒められる。そして来月もやれと言われます。しかし雑誌イベント、取材イベントなどの軍団が集まる施策はある意味「覚〇剤」です。確実にそのお店をむしばんでいき、依存度が高くなります。イベント前日の稼働が極端に下がったり、取材などの日に赤字営業した分、普段がキツくなり常連の負け金額が増えるなどです。まぁ、そのような悪影響が数字に表れる頃には俺は異動で他の店♪なんて店長だから軍団しか美味しくないイベントをやるのでしょうね。実際初期にはフリーペーパー等でも「公約!●●台設定6投入!誌面にて先月の投入箇所がわかる島図と結果報告リポートを写真付きで掲載!」なんてのが流行りました。

 

そしてそのような雑誌は雑誌編集締め切りがあることを良いことに、何故かイベント開催日前日に「打ち合わせ」と称して設定6を何台入れるのか?とかどの機種を全6にするのか?なんてのを編集部員(笑)とお店で打ち合わせます。そして「締め切りに間に合うように、明日設定6入れる場所をこの島図に色付けて下さい」なんて事が起きます。編集部員が馬鹿じゃなければ、前の日に設定6投入場所がわかるのですから……。そりゃぁもちろんそういう取材ばかりでは無いですよ、ただ実際にそういう編集部員も居たのは事実です。結果、その人のお友達が軍団で殺到して早朝から並びますから、まぁある意味では集客効果抜群で、本社なんて数字しか見ないから店長の評価は上がります(笑) でもそういうのってお客様の目はごまかせないんですよね……。そのようなイベントが流行り、それが持続せずに廃れていったのはそういう事ではないでしょうか?

 

ライターイベントなどでもそのライターの知り合いが早朝から並んで全6機種を押さえた!なんて話もありましたよね。結局お店の店長がもしも一生その店の店長だとしたら、そのような事はやらないわけです。お客様との癒着防止に定期的に異動するようにしたのが結果としてお店を長期的に良くしていこうという漢方薬的な考えの店長が居なくなり、俺がいる間だけ良ければ・・・なんて麻薬的な手法を考える店長が増えてしまったのではないでしょうか?この雑誌取材イベント全盛のころからSNSが普及しだしてまたお店の集客トレンドは変わっていきます。そこらへんはまた次回にしましょう。

 

それではまた来週!

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