【パチ・スロクロス】パチンコ・パチスロ解析情報

2021年12月03日

俺とお前の14年 DISC2

攻略法。

 

なんと甘美で優雅な響きだろうか。世界全滅打法、アゴはずし、サイドランプ、ストック判別、ボフセット……限られた人達だけが知り得たパチスロにおける必勝法。ただのいちスロッターだった俺にまでネタが降りてくる頃には、殆どが対策済みとなっていてまともに使えたものなんてお祭りに駆り出された数機種ぐらいなもんだ。

 

ただ俺は全機種に使える『必勝法』を知っていた。

 

ま、そんな勿体ぶる程のものでもなく単純な宵越し狙いだ。完全なる据え置き店を発見し宵越しを狙う。これだけで月勝率25勝1敗のプラス50万近くとかになっていたのだから、まさしく必勝法と言えるのでは。

 

負ける要素がなかった。

 

データ機器やデータサイトの進化により、現場にいかずともデータチェックができるようになり、ある意味での公平性は生まれたが『宵越し狙い』の利便性や、もっとアナログな部分での優位性は幾分か減ってしまったのかなとも思う。

 

当時における宵越し狙いは勝ちやすく再現性もしやすい立ち回りではあるが……面倒くさいのだ、単純に。だからやる人(やり続けれる)も少なかった。

 

閉店時間に間に合うように1時間かかるホールにいき、開店時は誰よりも早く並ぶ。当然、ホールが据え置き店の並び順でありリールのブレ判別やデモ判別がきくことが絶対条件。そして最も重要なのはこれを毎日やり続ける事。とにかくやり続ける事。

 

俺の経験上だが、ライバルが現れようとも、嫌がらせをされようとも一週間連続でその人よりも早く並び、その人が座りたい台を打ち続ければ最終的には来なくなる。閉店直後の並びになろうとも椅子取りゲームの椅子と食い扶持は死守するしかない。揉めようとも出る杭は打ち続ける。

 

その上で例えば一般の人が並ぶ土日は稼働を控える(先頭に並ばない、打ちたそうな台は避ける)とか、一般客からの苦情に注意し共存し続ければ、これほど楽な『攻略法』はないと思う。一般客には優しくライバルには厳しく。

 

ライバルが減ったら並び時間も遅めに戻すし、増えればアホみたいな時間から並ぶだけ。

 

データサイト等の発展により、こういった打ち方もできなくなってきたけどね。さすがに我が街も5号機中期からは抽選になったし、何よりもオッサンの身でこれをやると死んでしまう。死なないにせよ健康という何よりも大切な期待値を失ってしまう。

 

今回はそんな宵越し稼働も出来なくなってきた5号機中期の物語。

 

宵越しがききやすい店。これには何パターンがあって一つは大型店。この手の店は細かい設定変更をせずに曜日イベントの台と新台だけを変更するパターンが多かったように思う。勿論、今の6号機時代の話ではなくて5号機での話だけどね。

 

そしてもう一つは、潰れそうな店。

 

台数でいうとスロット200台程度だったのかな。経験上だとこういった小型店はアドリブ気味な設定変更と宵越しに厳しいのがセオリーのはずなのに、とにかく据え置きオンリーの店があってさ。

 

しかもデータサイトと連携しておらず、地域柄なのかライバルも少なく、俺の家からは近い。稼働の帰りにフラッとより目ぼしい台があれば次の日に狙えるという、まさに俺だけのパラダイス。

 

そこでふと発見したハーデスの1500G閉店。なぜ、こうなるまで打ったとか色々な疑問も湧くが、そりゃ狙うわけですよ。さすがにと思い次の日は1時間前から(店員に見つからぬよう)駐車場に張り込み、他の車が入ってくるのかをチェックしてみたが結局は15分前でも先頭が取れ、そしてハーデスも無事に据え置き。

 

で、万枚だ。

 

……いやどこをどう探しても写真がないもので申し訳ないけど、スタートは天井ではなくGG中のGOD揃い。そこでペルセポネのコンボフリーズが終わらなくなり、気づけば自身最高となる1050Gの上乗せ。さらにハーデスで1000G。

 

これが決め手となり10000枚弱を獲得。

 

ちなみにこのホール。実は中身が大手に売却されていて取り壊し間近だったのよ。だから……うん、やる気がなかったんだと思う。全台設定1だと思うし、玉もひでぇもんだった。

 

これよりも少し前、5号機初期の頃にはさ。スパイダーマン5台中1台に設定6があったり、告知はしていないけどクレオフしたら設定456が確定したり、何よりも店長さんがさ、スロット好きだったと思うんだよね。

 

柴田恭兵みたいな髪型をしているくせに、5号機のサンダーVスペシャルでお客さんの「V」を揃える時にわざわざ長押しをしているんだぜ。んなもん好きじゃないとやらねぇよ。

 

そんなホールも魂のこもらない据え置き店になってしまうのか。そういったほろ苦い万枚が俺の5号機GODシリーズ最初で最後の万枚。

 

ちなみに潰れそうな店と書いたが、本当に潰れそうな店。本当に酷い店というのもある。

 

俺のみた中で一番酷かったのはAT機全台を『変則押し』してからオープンしている店。

 

凱旋とか出目が無茶苦茶(おまけにデモの数字も違う)なのにリプレイフラグがたっているし、そりゃ分かるってぇの。

 

だからそこの店では宵越しはせずに現物(当日台)だけを狙う事にしていて、まぁそもそもクソホールなので立ち寄る事も少なかったんだけど、ある日『スーパービンゴ』の確か……当日350Gから400G手前ぐらいを発見してさ。

 

汚ねぇコインだなと思いながらもそりゃ打つわけですよ。そして444Gの天井で当選し運良く(初当たりからなのか連からだったかは忘れたが)上乗せ特化ゾーンであるセブンドリームに突入。

 

レバーを叩くたびに7が揃い33Gor3桁上乗せとなる「セブンドリーム」。ここで問題となったのは7揃いをするとREG(だかBIGだか)のカウンターが上がってしまう事だ。

 

何も悪い事はしていないが、変則押しをするようなクソ店。当然、やってくる訳だ。パチスロのパの字もしらねぇ白服が。

 

曰く、台から異常な速度で大当たり信号が。俺は返す「いや、これはこういう仕様です。」と。

 

曰く、台を開けさせて下さい。俺は返す「いや、見ていてくれていいですけど仕様ですから」と。

 

そんな白服が見守る中。

 

そこで1947G乗った。全て33Gで(確か)59回の7揃い。

 

無茶苦茶苦気まずかったが、これもスロッターを舐めていた天罰。コイン計数にもメチャクチャ時間をかけられたが万枚は万枚。

 

この店も数ヶ月後には潰れて、今は違う店になっているけど……もっと前はさ、朝イチ変則打ちとかを仕込む店ではなかったんだよね。俺の愛した『CRラブラブカップル』を打っていたのもこの店だったし、何がどうあってそういう方向に舵を切っちゃったのか。

 

どんな商売にせよ利益を確保するというのは綺麗事だけで進むものでもないし、背に腹はという日本語もある。断腸の思いでの判断だったのかも知れない。事の真相は白い闇の中。

 

これから5号機が撤去されていく中で、きっと閉店を選ぶ店も増えるのだろうけど……

 

別れ際ぐらいは綺麗な思い出のままでいてくれよ。

 

CLOSED BGM

夢であえたら / 吉田美奈子

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