【パチ・スロクロス】パチンコ・パチスロ解析情報

2021年06月23日

不便であることの優位性

時が進むほどに色々なことが便利になっていく現代社会。特に、ここ20年ほどのIT分野での進歩は本当に凄まじく、それ以前とそれ以後で時代が異なると言えるほどのものになったと感じます。私が子供の頃だって、そこまで昔のことではなくて、それなりには便利な社会であったように思うのですが、ここまで進んだ生活になるとはさすがに想像がつくわけもなく。家にいながらにして多くの行為が可能になった現代、SFで聞くような「未来人は頭と一本の指しかなかった」なんてことも、もしかしたら絶対にないとはいえないのかもしれません。

 

進んだといえば農業機械の世界もそうで、今年実家で購入した田植機はGPSを利用しているらしくて、点と点を指示して入力するとその通り真っ直ぐに植えることが可能なのだとかなんとか。そこまで行くと人間要らないんじゃね?? もうラジコンみたいなんでいいんじゃね?? とも思いましたが、やはりハンドルを保持する人間はまだ必要なのだそうで。でも、こういうハイテクな話を聞いていると、人は軽トラに乗ったままで機械に指示を出すだけで田植が終了するなんて時代も、いずれは来るのかな~なんても思いますよね。うん、その光景はちょっと見てみたいぞ。

 

 

……と、やや話が分散してしまいましたが、それでは我らがパチンコパチスロの世界は、と言いますれば。 前回でも記したように、台上データ機やネットで閲覧可能なデータサイトの存在など、他の世界に比べると若干遅々としているような気もしますけれど、進んでいっているのは間違いないと思います。私がパチ屋に出入りし始めた頃なんざ台上には台番号が書いてあるボタン(呼び出しボタン)しかなかったですからね。回転数は自分で数えて(万歩計を使っている人も)、ビッグもレギュラーも集中も全部自分で数える。ああ、そういえばビッグを引くと店員さんが「◯連勝!!(◯にはビッグの回数が書いてある)」の札を持ってきて上に刺す店とかはありましたけど、あまり役には立たなかったですね。いやだって店員さん刺すの結構忘れていたし……まぁそういう時代だししゃーないしゃーない。

 

それが今や、呼び出しボタンどころか総回転数に大当たり回数に大当たり履歴が見れるなんてのは当たり前、パチンコなら連チャン数やラウンドの種類、あとは獲得出玉数や通常時回転数を表示するものも当たり前のようにあり。ネットデータは家にいながらにして「気配」やヤメ回転数を知ることが出来ますし、私が打ち始めたゲフンゲフン年前に比べると、恐ろしいほど進化しています。その進化は打ち手に大いなる恩恵をもたらし、我々は便利に快適に遊技が可能となった……のは間違いないわけですが、果たしてそれはいわゆる「パチプロ」にとってどうなのか、というのが今回の話。

 

いや、便利なのは素晴らしいことです。すべてが楽になるわけですから。そう、素晴らしいことは間違いないのですが、「便利」とは「簡単」に繋がることゆえ、ここが多少問題となり。「簡単」ということはすなわち「誰でも出来る」に繋がるわけで、あまりにも便利で簡単すぎると他者との差をつけにくくなるわけですね。

 

例えば、台上データ機に大当たりごとの獲得出玉数が表示される店とされない店があった場合。当然表示されるほうが簡単であり、誰でも、どんな人でもポチッとボタンを押せば獲得出玉を知ることが出来るわけです。そんな簡単にできることが、表示されない店ではできない。もちろん、我々ロクデナシの者どもは表示されなくとも知る、またはかなり近い数字にまで推測するということが可能なわけですけれど、それが出来ることによって出来ない人間よりも優位に動けることにはなりますよね。

 

また、パーソナルシステムの店と玉積みの店があった場合。パーソナルだと回転率の把握がきめ細かく可能で非常に便利ですが、玉積みで持ち玉を得てしまうと慣れていないとなかなか見誤りやすい。ここで挙げた2例は初歩的なものですけど、基本すべてにおいて便利であることとは簡単であることに繋がりやすい、誰でも出来ることに繋がりやすいと思います。

 

この便利さと簡単さに関係性については、店舗の設備の話だけでなくて、少し考えると物凄く多くのもので見受けられると思います。例を挙げると、生活環境が良い地域と良くない地域、これも上の例と似ていること。生活環境が良い地域とは「外の者」が滞在するのに非常に便利で、言ってしまえば外に出られる動く者なら誰でも侵入して稼働することが可能なわけです。これが生活環境の良くない、具体的に言うと車中泊をしないと外の者は攻められないような地域になると、稼働を構築する難易度がグッと上がり、ライバルとなる人間が少なくなりやすい傾向にあり。この点も、出来ると出来ないで差がつく要素になり得ますよね。

 

そう、これを書いていてちょうど思い出したのが去年にあった「Go To」関連について。あの頃って、いつもなら誰も見かけないはずのわりと不便な地域に組織的集団がいたりしたのですよね。これはGo Toによって「不便」なはずの地域が彼らにとって「便利」になってしまったからだと思われます。まあ、Go Toに関しては私も相当恩恵を受けた人間なので、その辺はなんともですがね。

 

 

パチンコパチスロで勝つためには他者に差をつけ、他者より優位に動かねばならない。特に、私のようにとことん「楽」をしたい人間は尚更で、そのためには「便利」な環境を敢えて避けて「不便」な環境に飛び込んで優位性を持つことも必要。もちろん、その不便な環境であっても戦える能力を持っていなければ駄目ですから、そこはキチンと整えないとなりませんが。まあ、最初は便利なところから始めて段々と色々な意味で不便なほうに進むというのが多いですね。昔々に死ぬほど打った4号機の『NEW島唄30』のときも、最初は30回の当たり履歴が見れるデータ機を搭載した店を攻めていましたけど、最後のほうでは総回転数とボーナス回数と前5回のボーナスの種類だけしか見れない店で打っていましたし。確か1日で15万やられたのはあの店だったよなぁ、リベンジしたかったのに潰れて跡地が◯ハンになってしまった……。

 

 

ということで、パチプロ的には便利なことが必ずしも良いとは限らないよ、不便なことにも優位性があるかもよ、という話でした。一番は上でもちょろっと触れているように、あんまり簡単だと集団が跋扈しちゃって私のようなピンの隙間産業者が入る空間が狭くなってしまうのですよね。多少どこかが不便な環境であるくらいが、今の時代のパチプロにはちょうど良いのかもしれませんね。

 

 

ちなみに、ハイテク化した農機は便利であるものの、やはり操作や修理が複雑らしく、特に修理は大変みたいです。今までの機械的なものならある程度までは自分でなんとかしたりもしていたわけですが、今の機械はコンピュータを積んでいますし、そうなるともう自分どころか個人の機械屋さんでもどうしようもないらしく、メーカーから専門の人が来ないとなんともならないという話。こういう世界でも便利さが仇に……って、こちらはパチンコと違って不便であることに優位性があるとは少し言い難いですが。

 

 

といったあたりで、また次週。

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