【パチ・スロクロス】パチンコ・パチスロ解析情報

2020年10月09日

大味だから良いこともある

吉宗しかない。

 

はやる気持ちを抑えながら俺はホールの自動ドアを潜った。ぱちんこコーナーの角を曲がり、前日に下見をしておいた新台コーナーへと向かう。このホールには大量導入した機種の特定末尾は高設定という法則があるのだが、幸いにもそれに気付いている奴等は少数だ。

 

整理券の番号は微妙だったが、前を進む顔ブレの中には他機種の宵越しを狙っている奴等もいるはずだ。曲がりくねったホールの何度目かの角を曲がる。そこで目にしたものは吉宗が入っているであろう島に群がる人、人、人。

 

おそらく取れるかどうかはギリギリだ。

 

吉宗の島に向かうと『りんかけ』が同時導入されているバラエティ島を通り越してしまうので、再び此処に戻ってきて台を抑える事は難しい。

 

ならば『吉宗』は諦めて『りんかけ』だ。

 

高設定をツモる精度は落ちるが、第二の矢としては当然検討済み。俺は人もまばらのバラエティ島に入り「新台導入」という座席カバーの掛けられた台を目指した。

 

姫様の相手はまた後日。今日は菊姉ちゃんに相手をしてもらおうか。

 

 

って、誰だよ、お前は!!

 

えー『吉宗3』も『りんかけワールドチャンピオンカーニバル編』も取れず、ようやっと取れた台。それが『パチスロ対魔道学園35試験小隊』。正直、いって全く知らねぇぞ。てか新台かこれは……。

 

ま、この手の「遅れて導入された台」に対するホールのアプローチは二つ。ハナっから期待せずに抜いてくるか。遅れを取り戻すべく設定を使ってくるか。残念ながら前者のほうがパターンとしては多いが、下手に動くよりかは打つべきか。(強めな日だしさ)

 

さてと。まず、この台のスペックは……と。

 

なる程、純増が2.2枚と抑え気味で通常時に1枚役ナビが出るということは、お馴染みの『モグモグ方式』でベースを抑えつつ、初当たりとのバランスをとっている感じか。って事は、露骨な無抽選区間はないはず。

 

で、液晶下に君臨する4人のヒロイン達。

ふむ。レア役を重ねて全員点灯すれば……といったタイプね。このスペックならおそらく4点灯でCZが確定。3点灯でチャンス。2点灯や1点灯は空気。

 

そういった感じかな。

 

設定差的にはレア役以外での点灯や、期待の薄い2点灯等での当選。いや、平和オリンピア台って事は『分かりやすく優遇されているゲーム数天井』の可能性や『露骨な点灯率の差』も考えたほうがいいのか。

 

さて、上記している写真。ベルの小Vはチャンス目役になっているので、これで『青の子』が点灯。他の子は見たまんま(チェリー、滑りベル、スイカ)の対応役。

 

4点灯。

 

この時点でCZ以上は確定。が、この機種の最も力がはいるポイントはここ。4点灯で訪れるハッピーカウントダウン。

 

 

1回目は(ほぼ)突破確定。2回目から4回目の突破率は約30%。突破するごとに得られる報酬も上がっていき、無事に4回目も突破できると皆大好きフリーズ降臨だ。突破率約30%を3回突破する事は難しい。

 

でもさ、リプレイを引けと言われれば引ける気がしちゃうんだよなぁ、俺は。

 

 

押し順ベルで約13%。1枚役は約22%。リプレイ(もしくはレア役)ならば突破確定。つまりだ。リプレイ濃厚な出目が4回目に止まっているという事は……

 

 

「ぷちゅん」だろ。

 

さて、フリーズの恩恵を語るためにもAT中について軽く触れておこう。この台のATはとんでもなく大味だ。まずATに直乗せ等はなく、目指すべきものは通常時と同じ「小隊夢」と呼ばれるCZ。このCZをクリア……ようはお得意の「告白タイム」が成功すればAT。AT中ならば上乗せ特化。

 

これを繰り返しAT中に4人全員を口説き落とした状態。通称ハーレム状態。これがフリーズ恩恵の一つ。

 

この状態になると(AT中だと)約1/100で突入するCZ自体が特化ゾーンとなり、平均上乗せがおそらく……

 

 

100G。つまり平均値を維持し続ければ終わらない。そりゃ300G残して完走しますわ。

 

ま、ここに到達するまでがフリーズ経由以外でだと想像しにくいんだけどね。そういう意味でもすごく大味なAT。

 

通常時はレア役を重ねるというシステム上、前兆状態が長くなりがちだけど、引けば当たる。何処からでも期待が出来る事。これはパチスロの基本であり揺るぎない楽しみだ。期待を煽ってくる台は好きじゃないが、実際に期待ができる瞬間ってのは悪くない。

 

スイカが欲しいときに滑りベルがきたり、その逆もまた然り。

 

前兆の長さやシステムに対して、浅い天井が足を引っ張っているのも確かだけどね。天井で当たるってのはゲーム性としては最悪。だって関係ないんだもん。小役もクソも今までの全てが。そして低設定だとそれが頻繁してしまう。

 

ま、これはこの機種に限った話でもないけどね。

 

にしても、あれだ。この台の原作を知らないのだけども、原作は所謂ハーレム物でいいのか??

 

魔女がどうのとか、魔法がどうのとか、妹がどうのとか。色々な単語は出てきたものの全く世界観も設定も分からん。おっぱいの大きさぐらいしかわかんねぇよ、これ。AT中も『弁魔士セシル』と同じぐらい、何と戦っているのか分かんねぇ。

 

題材が何であろうと告白タイムという平和式メソッドを使えば、どんな食材だろうと料理として仕上がっちゃうんだろうな。『IS』が題材でも『とあるシリーズ』でも『ウィングマン』でも、当然『乙女シリーズ』だろうとこの台は作れる。

 

それはそれで凄いんだけど……

 

もういっその事、ギャルゲーをつくるってのはどうだろうか。

 

CLOSED  BGM

Tin Pan Boy / YUNGBLUD

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