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2020年03月20日

スロガタリ

人は何に感動をするのか。それはきっと「物語性」だ。

 

言葉では言い表せない情景を切り取った写真から感じるインスピレーション。対立構造の果てに和解したプロレスラー。老いてなお家族のために働き続ける母親。父親の夢を叶えるために社会に挑む若者。最後のチャンスを歌に込める者。

 

物語は人に届く。

 

が。

 

 

総集編のように繰り返されるだけの物語は、一体何を届けるのだろうか。

 

今や人気コンテンツとなった化物語の続編『〈物語シリーズ〉セカンドシーズン』。結論から書くと俺は苦手。それも凄く苦手。「はぁ!!てめぇに物語シリーズの何が分かるんだよっ!!」ってご意見もあるとは思いますが、苦手なものは仕方がねぇ。ちなみに初代も苦手だ。(ただし独創的なシステムは流石の一言)

 

まず何処か苦手かというと……通常時。

 

この台の通常時は周期管理になっていて、その周期内で「日常パート」「怪異パート」と物語を進行させていき最終ジャッジで成功した場合には前作でいう所の「解呪ノ儀」にあたる「結末ノ儀(以下CZ)」に突入するというのが基本的な流れ。

 

でだ。この流れは言ってしまえば「アニメの各章における総集編」なんですよ。勿論、これ自体が悪い訳じゃない。

 

ただね。困った事に各それぞれの『物語』は既に(アニメや原作で)決まっている。つまり、毎回同じようなセリフをキャラクターが喋っていて、毎回同じような「日常パート」と「怪異パート」を経て、毎回同じような連続演出に発展すると。

 

選択キャラクターは複数人いるものの1周期は平均45G程度。時計仕掛けのオレンジじゃねぇんだから、んな同じ展開ばかりを見せられても、そりゃ飽きる。

 

ちなみにこれは全て低設定での話。

 

設定6に限っては「弱チェリーからの直撃」と「200G天井(もしくは天井減算)」がかなり優遇されていると思われるので、上記した「同じテレビの再放送」にはなりにくいはず。

 

作り手の人はおそらく「物語シリーズ」を愛しているのだろうと思う。俺もオーディオコメンタリーを全話聴いて、原作小説を全話読む(モンスターシーズン以外)程度には好きだ。だから、それは良くわかる。

 

CZにも複数のパターンや流れがあって、例えば「花物語」なら原作最終話と同じく『パスを出したほうが』アツイんだと思う。「恋物語」も撫子の秘密をバラすシーンが復活演出になっていたり、細かいネタは本当に凄い。

 

 

1500枚到達(もしくは確定)後に訪れる、「あとがたり」とか完全にオーディオコメンタリー設定じゃん。言葉遊びとして普通に聴いておきたい。

 

ただしスロットとしては微妙。

 

前述したCZ。「リプレイ」や「チェリー」「チャンス目」時に逆押しナビを出して怪異図柄を狙わせる(全てリプレイなので狙わなくてもいいです)のは前作と似た部分。んじゃ何がいけないのか。それは、この後に訪れる「傾物語」の存在。

 

決して突破率が高い訳ではないCZをクリアした先に求められるのは「クリアしたはずのCZ」とほぼ一緒の内容。今度はオーラの色ではなくて怪異図柄やレア役で『%』を上げて下さいとな。

 

 

……さっき頑張ったのは一体何だったの?

 

2段階抽選が悪いと言っている(良くもねぇけど)のではなくて、何でもう一度繰り返すのかと。他の抽選方法や見せ方でも良かったと思う。ちなみに『%』推しは本当にやめた方がいい。そこが人気なら『ひぐらし絆』は神台になってるっての。

 

そもそも『%』を最終決定する後半パートの手前にも関わらず「忍野メメ」からの手紙演出が入る事もあるので……やっぱり疑っちゃうよね。勿論、すでに保有していた『%』の示唆としての演出の可能性もあるんだけどさ。

 

そして迎える。ハッピータイムSS。

 

 

ここは力の入れようが凄い。各キャラクターの演出が今まで以上に際立っていて、思わずニヤケちまうような演出や「蕩」中の固定演出も豊富。個人的には神原「蕩」ステージでの「花告知」がお気に入り。音がいいし、沼地蠟花が俺は好きなのだ。

 

ただ、これは本当にどうしようもない事で、所謂「マジハロ6」現象と言いますか……乗せすぎると楽しくなくなるのよ。具体的にいうと1500枚到達、もしくは「獲得枚数」と「残り枚数」の合算が1500枚を突破した瞬間。

 

 

そう「あとがたり」からの完走だ。大量に乗せると、早々に「あとがたり」に移行しちゃって、そうするとだ。話を聴くぐらいしかやる事がない。500枚ぐらいからは、歌を聴いて導入パートを見て……あとがたりに移行した時点で1500枚は確保されているので、継続する継続ジャッジを消化して……ウィニングランではあるがやはり飽きる。

 

最後にもう一度書いておくが、「物語シリーズ」としてのレビュー作品なら高評価。ただし、そこに「スロットとして」という一文が入るなら評価は180度変わる。

 

打たせようとしか思えないブラックトロフィー。抽選方法に不安の残るレア役。申し訳程度の天井示唆。周期とはいうものの打感として感じるのは長ったらしい前兆。マイルドな〇〇と揶揄され信用できない%。

 

物語は人に届く。

 

が、それって別にいい物語だけじゃないんだぜ。

 

CLOSED BGM

ラストチャンス / something else

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