【パチ・スロクロス】パチンコ・パチスロ解析情報

2019年12月27日

ハイエボ

なんつぅ台を、なんつぅ台を作ってくれたんや、サミーさんよぉ……。順当にいけば「今年の総括」を書いて本年度のコラムを終わらせようと思っていたのに、打ったからには書かないわけにはいかねぇじゃねぇかよ。クッソ忙しいんだよ、この時期はさ。本当、何つぅ名前の台だよ、これは。

 

 

そいつの名は『パチスロ交響詩篇エウレカセブン3 』だ。

 

はっきり言って全く期待はしていなかった。そもそも副題となっている、劇場版「ハイエボリューション」自体が足を運んだ事を悔やむレベルで映画として全くダメダメな作品(ハイエボ2を見ることで消化できる部分もあるが、にしても酷いだろ、あれは)でもあるし、何より俺は何度も6号機に裏切られてきている。

 

だから期待はしていなかった。が、今回の『エウレカ3』は、(6号機という縛りの中で)という()付きではあるが、ビックリするぐらいに良く出来ている。ただし、ここで言う「良く出来ている」というのは決してユーザーだけに向けた事ではない。『北斗転生』の「あべし」と同じく、この台は恐ろしいぐらい考えられているぜ。

 

周期到達でボーナス抽選を行うシステム自体は、もはや使い古されたシステムだけど、この台の何が恐ろしいといえば、周期を司るコンパクカウンターの分子と分母だ。

 

……周期系の台を打っている最中にこう感じた事のある人は多いのでは。

 

「散々はまった挙句に周期が外れて、また1からとかクソだりぃわ。消化ゲーじゃん。周期到達までクソヒマ。何回イチから繰り返せばいいんだよ。」と。

 

少なくとも俺はそう思う。周期のサイクルが短い台は「当たるはずもない演出」を1000円に1回程度のスパンで無理矢理に見せつけられるし、逆にサイクルが長い台は「外れた瞬間」に萎えてヤメたくなる。これは4号機の『ドキドキ島』から何も変わっちゃいねぇ。

 

それに対し『エウレカ3』の出した答え。それが上記したコンパクカウンターの分子と分母。

 

この台における分子は加算されていき、分母は減算されていく。分子が分母に到達すると周期到達。そして、分母のゲーム数は周期を跨いでもボーナス(もしくはAT)当選まで元には戻らない。

 

つまり、1周期目では1000からスタートした分母が2周期目では700。3周期目では500と減算されていく可能性があり、その結果としてハマったほうが周期サイクル、つまりは抽選速度が加速する。これにより「ハマっているのにまた1からかよ、ダルっ」という弱点の解消を心見ている。(解消できているかは別として)逆にいうとヤメにくい。

 

前回のコラムで書いた6号機における、短期や中期の出玉規制も抽選サイクルを徐々に加速させる(1周期目は高確があるので、実質は2周期目が鬼門となるかも)ことによりコントロールしているのだろうし、何よりもユーザーは「せっかく分母が減ったから」「抽選サイクルが加速したから次は…」そんな事を思ってヤメにくい。本当に恐ろしい事を考えつくぜ。

 

この台の見せ方はそれに止まらない。分母を減算させ、分子を加算させるための(所謂)PT特化ゾーンであるコンパクカウントチャンス(以降KCC)。これ自体を弱めのボーナスCZとしても機能させる事で、周期における弱点その2。周期に到達しないと何も起こらない事への回答も示している。

 

 

パッと見では「なんのこっちゃ」と言う画面だが、重要なのはリプレイをひくタイミング。このKCCは『エウレカAO』のクオーツアクティベートに似ていて、リプレイもしくはレア役成立までは減算と加算を上乗せしていき、それらの小役入賞時に最終的な数値を獲得。

 

上記画像のタイミングでリプレイをひけば「×1倍」で分子分母ともにPTを獲得して終了。ベルならば加算と減算をして継続。弱レア役ならV。

 

……加算する分子が1000を超えるとボーナス確定となるので、「×2倍で終了+KCCストック」となる弱レア役をここで叩き込めると、それすなわちボーナス確定。強レア役は「×3倍」なので、これも当然確定

 

これがさらに「リプレイ」や「レア役」を引かずに続いていくと……

 

 

全てがV。(中段チェリーはハイエボモード)

 

周期を加速させることも、ボーナスを射止めることも全てはKCC次第。ちなみに通常時の強レア役(クソ重いが)は分母ゲーム数の分子加算が確定。イコール周期到達確定。これもセンスない機種だと強レア役を引いたのに「+500PT」だけで実質的な抽選が行われなかったりもするからね。こういうのってスッゲー萎えるのに、何故かやっちゃうんだよ。

 

そして至極当然のことではあるが、この台はリプレイがリプレイだ。

 

いやね、レア役の殆どがリプレイなのよ、この台。それ自体は今の流行りだけど、こういった機種で一番嫌いなのは「リプレイを引かなきゃいい」と言っておきながら、特定シーンでのレア役成立時には押し順を出して「リプレイ揃い」確率を上げてくる事。これが俺は萎える。

 

そもそも、この機種のリプレイ確率は低めに設定されているはず。それはレア役をリプレイとして、合算でリプレイ確率の帳尻を合わせている(あとはAT自体の作り方)からなんだけど、そのことによって生まれる、もう一つの利点。

 

 

リプレイが(4号機で言う)JACなので、小役ゲーム中にリプレイを引かなきゃハイパービッグ一発でも平均以上に取れる。これもまたセンスゼロの機種だと「まボーナス中はリプレイ揃い確率上げてますけどww」とかしちゃうのよ、バカだからさ。

 

そしてそして、言わずもがなの楽曲。

 

3期オープニングの「太陽の真ん中へ」が作画崩壊している原作アニメ版ではないという部分も評価に値するし、初代を継承した演出も新しくありながらも懐かしさを感じれる。全くハイエボではない(映画では出ていない。だからこそのハイエボゼロなのかも)が、ニルバーシュSPEC3の格好良さったらないだろ??

 

 

(余談だが電気グルーヴの虹が流れなかったのは、残念。エピソードビッグでは流れるのかもしれないけど……ま色々あるんでしょう。)

 

んなわけで初打ち初ATは(スペック3は完走確定ではないが)まさかの完走。契機は……これかな。

 

 

細かい抽選内容は不明だけど、自力ストックを別としてコーラリアンモード3発(自力1発、合計4発)で無事完走。スペック3入るとコーラリアンストックがあっても、終わり次第で終了なのでそこはご留意下さいな。

 

このスペック3に到達するまでの流れ。詳しくいうとコラリアンモードとボーナス中の純増枚数の変動も規制を突破するための知恵だし、純増の変動を「単純なナビのオンオフ」ではなくて払い出しの異なる2種類のベルでコントロールしているのも脱帽。8枚ベルは常にナビされているけど、コーラリアンモード中とボーナス中の小役ゲームは14枚ベルがナビされていないんだね、これ。

 

明らかにナビされていないのが分かると、モヤモヤしちゃうからこの手法は上手い。

 

本当、サクッと今年を終わらせるつもりが書きがいのある機種が出てきちまったわ。もっとマイナス要素も書きたいし、決して良い事ばっかじゃない。ATレベルでの期待枚数も少し疑問が残るし、BIGは面白いがATに区切りがあるから「BIG+AT」というイメージでもないんだよなぁ。AT自体もスッゲー遠いよ、これ。そもそもATレベルって寒くね?

 

そして、これが一番大切。

 

俺、周期の台って嫌いなのよ。

 

CLOSED BGM

紅茶の恋 / Bivattchee

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