【パチ・スロクロス】パチンコ・パチスロ解析情報

2019年12月20日

今年の終わりに向けて

行き過ぎた好奇心は猫を殺すというが、好奇心……つまりドキドキをなくしてしまったのなら、それは人として死んだも同然だ。地元を離れ、一人ビデボ(男の子専用?のビデオ視聴用個室)でキーボードを叩いている時、牢獄ともいえる真っ暗闇な個室で目を覚ました時、会ったこともない女の子が自分の部屋を訪ねてくる時、俺は未だに中学生のようにドキドキしている。

 

何故、人はスロットを打つのか。

 

究極論としての答えは「お金が欲しい」からだとは思うが、非日常感……つまりは胸のドキドキを求めていることだってあるはずだ。人によっては、そのドキドキが上乗せだったり、大量のメダルだったり、破滅願望ってのもあるのかもしれない。

 

今年のコラムも(順当にいけば)残り2回。今年、俺がもっともドキドキした台。それは……無いのである。いや、困った事に思い浮かばないのである。無理矢理に捻り出そうとしても出てこねぇものは仕方がない。もともと便秘ガチの俺の胃腸のご機嫌が直るまで、暗い個室の中でキーボードを叩くとしよう。

 

さてドキドキできないとは言ったものの、ドキドキできない理由自体にはドキドキさせる要素があり、それがドキドキできなくしているというのも事実。えっ、何を言っているのか分からないって。そうだな、だったらまずは今年最も輝いたであろう台、リゼロ(を含む高純増高ベース機)の説明から始めようか。

 

リゼロをリゼロたらしめた攻め込んだシステム。このシステムが出来上がった事には情熱や開発力を感じるが、穴が見つからない程に練り込まれているシステムは、その後に追随する高純増高ベース機の数々から期待感というものを奪ってしまった。

 

高純増というパンドラの箱には何も残っていないのでは。何故なら打つ前から出玉推移や出玉傾向の答えが分かってしまうから。その回答はこうだ。

 

6号機における強固な鉄の檻でもある短期試験と中期試験。その内容は短期試験であれば「400G区間で220%」中期試験であれば「1600G区間で150%」。そして、重要なのはどの区間を切り取っても出玉率の範囲で収まっていること。(あとは下限規制問題もあるが……)

 

400Gで220%という事は単純計算で1440枚。ここから0in0outで計算されてしまい、早い話が払い出しとして存在しないものであるリプレイ(法律における最低確率1/7.3で計算)を加味すると……

 

400G×3枚=1200枚

1200枚×220%=2640枚

2640枚-1200枚=1440枚

1440枚-197.2枚(リプレイ)=1242.8枚

※区間内での純増3.1枚

 

これが6号機における短期出玉の限界性能。つまり減算区間無しのノンスノップで4枚/1Gなんてものは到底無理。3.1枚。これが現実。これがノーマル機を殺している大きな原因の一つ。

 

が、実際に存在している純増8枚や9枚の高純増機。こいつらのカラクリ。これが分かると、お次の高純増高ベース機に対しても「システム上の立ち回り」が見えてくる。やっていることはどれも似たようなもんだからね。

 

「短期試験」からまずは「中期試験」に話を戻して、先程の計算式と同じような計算をすると中期試験における区間限界枚数は……

 

2400枚-328.7枚(リプレイ)=2071枚

※区間内での純増1.3枚

 

これは単純な話で1600G区間で2071枚に納めればいいので、毎回ハマればいい。800Gで2400枚でるのなら、その後の800Gで当たらなければいい。当たらないとまでは言わずも残り800Gでとりあえず330枚吸い込めば回避は可能。

 

これが連チャンや天国を作ってしまい500枚でも吐き出そうものなら、吸い込みが足らずに試験に落ちてしまう。初当たり分布を均等にして、それなりの枚数が獲得可能なAT。ゾーンや周期ではない「スロットらしいスロット」よりもコントロールされた「吐き出し」と「吸い込み」が一定のスロット。こちらのほうが(全区間を切り取る)試験に通りやすいというね……。

 

結論。

 

一撃性能が高い台で、天国等に期待する事は相当に難しい。それが出来たとしても出玉性能は推して知るべし。初当たりの軽い台(もしくは設定6)が、やったらマイルド仕様なのはこういった理由から。

 

これを念頭に入れておけば、6号機で周期やゾーン、PT等々が多い理由(イレギュラーの軽減)も見えてくるし、設定6の出玉推移も自ずと分かってくる。一撃性能の高い台に無駄な即連を期待することもなくなる。それが良いか悪いかは別だけどね。なんせ、ドキドキは奪われる訳だ。

 

さて、話を短期試験に戻そう。400G区間で1242.8枚。

 

区間内純増3.1枚。多くのノンストップ高純増機がオーバーしているじゃねぇか。やっぱり闇取引が……なんて訳もなく、減算区間無しを売りにしている台でも「減算区間」が存在しているから、ただそれだけ。

 

そう今更言うまでもないがリゼロにおける0Gから200Gだ。

 

170G×8枚=1360枚

230G消化=約223枚消化(ベース51.5G)

1360-223枚=1137枚(これにて短期試験クリア)

 

簡単にいえば、前兆を含めた200G付近まで必ず吸い込む仕様にしてしまい、(中期試験と同じく)出るなら減らせばいい。さらに弱ATと強AT。これも周知の事実だとは思うけど、有利区間継続時の250G当選における弱AT(確定だと個人的には思う)と、区間継続しない強AT。さらに弱ATの連なる天国ループで中期試験も突破。

 

コンビニを使った明かに分かる「有利区間継続」と、通常時として消化させる分かりにくい「減算区間」の見せ方。これこそがリゼロの……いや高純増高ベース機の本質。だからどれも当たらないし、(基本的には)当たってはいけない。

 

うん?? リゼロにせよ北斗にせよ、2000枚や2400枚出たら短期超えんじゃん。200G当たらずとも区間内の範囲まで減らせねぇじゃん。

 

そう思った貴方は大正解。だから「壁」がある訳。運良く、いや運悪く、その壁を突破されれば……どうせ突破されたら試験も落ちるんだから、一気にマックスまで連れて行ってやるよ。というのが北斗の昇天モードや、明かに強くなるリゼロの裏乗せ等々。

 

人力を尽くした結果、運が呼応して生まれた高純増機。全ては人が成り立たせている計算。だから分かれば「立ち回り」も「引き際」も「攻め時」だって分かる。だって、計算ずくでそうなるように作られているんだからさ。

 

今年を代表する台といえば「全ての高純増高ベース機」だろう。それはまさに計算と知恵の結晶。その熱意を考えるだけで、俺の胸はドキドキする。が、完璧なるモノは人に何かを与える事だってあるが、同時何かを奪う事だってある。

 

VRは俺にドキドキをくれるが、婚期って意味では完全に俺から奪いとっているからな。

 

CLOSED BGM

胸のドキドキ / THE HIGH-LOWS

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