【パチ・スロクロス】パチンコ・パチスロ解析情報

2019年11月29日

人間交差点

バジ(とハーデス)だけがいない街。

 

想像はしていた。想像はしていたし、もはや6号機メインの俺にとってはバジがあろうとなかろうと別にどうだっていい。時間は決して巻き戻らないし、何かが旅立つというのであれば、誰かも旅立たなければいけない。人生の潮を読めというサブちゃんの金言通り、毎日何かが沈んでいるからこそ、日はまた昇っている。そう思っていた。

 

が、この沈んだ陽がまたのぼり繰り返す事があるのだろうか。

 

さらに凱旋、沖ドキも後々に撤去となると……草生えんだろ、こんなもん。「終わり」という言葉を使うのは好きではないが、楽観的かつ希望的な観測をせずに「終わり」を意識しなければいけないのかも知れない。シン・ゴジラでいうと足が生えたゴジラ第二段階にはもはや到達してんだろ。

 

とはいうものの、こういう記事を書くと普段から文句の多いコラムがオール文句で構成された(それのみでは建設的ともいえない)評論家ぶった批評記事になってしまうというのも事実。だってさ、今のパチスロ業界って外から見たらおかしいことだらけなんだもん。

 

そもそも論として「今のパチスロ機」に40万、もしくはそれ以上の商品価値ってない……もとい「必要ない」と俺は思う訳ですよ。コイン単価がカジノレベルならまだしも、すぐに戦力外になってしまうものに対してそれだけの「商品価値」があるのかというのは甚だ疑問。勿論、商品の価値なんてものは言い値の部分もある訳だけど、市場レベルと噛み合っているとはいえないのでは。

 

これはハイスペックで美麗液晶、タイアップを望む大衆の欲望のせいでもあるのだろうけど、にしても破綻しすぎている。5スロなら動いている事を考えると「それに見合った程度の価値」が現在のパチスロ機の価値という気もしてしまう。すぐ壊れて使えねぇ家電商品なんて誰も買いたくねぇし、高級すぎるラーメンはもはやラーメンではないだろうに。こういった所は1ゲーム100円というレギュレーションを変えにくいゲームセンターと通じるものがあるのかもね。

 

そうパチスロとゲームセンターは似通っている部分が多いのである。

 

俺だってかつてはゲーセンユーザーでオルバスのFREEと呼ばれていた。うん「かつて」だ。が、先日フラッとゲーセンに立ち寄ることがあってさ。久々に座るゲームセンター独特の椅子の感覚は否応がなしに、楽しいことや辛かった事、当時の様々な出来事を思い出させる。それは単なる感傷だけではなく、形は変われど昔好きだった事が今も変わらずに存在しているという安堵感、言うなれば「確かにあった自分の居場所」を再確認できる。やっぱりいいぜ、あの空気感はさ。

 

足りないものだらけの今のパチスロだが、かつてあったが今はないもの。その中に「物語性」

というものもあるのではなかろうか。

 

そう、俺はアニメ「ハイスコアガール」の灼熱波動拳を見てゲーセンに足を運んだんだ。悪魔になっても構わないという前振りからのスト2での豪鬼。隙を作らず、好きを手繰り寄せるためのハメ技にも近い斬空波動拳の嵐。打ち続ける、一生、斬空波動拳を。

 

一生斬空波動拳に見立て、一生(まぁ無理だが)バンバンのCを打ち続ける男の話はどうだろうか。雨の日も雪の日も彼はひたすらにバンバンを打ち続ける。彼はひたすらに並び続ける。

 

ホール内では誰とも口を聞かず、彼の声を聞いたものは誰もいない。もしかしたら、喋れないのかもしれない。もしかしたら、何らかの欠落があるのかもしれない。そんな男の秘めたるドラマが物語として描かれれば……

 

えっ??

 

んな謎めいた奴(ニート)はホールにいけば幾らだっているだろうって??

 

イグザクトリー。まさにその通りだ。んな話はどこにだってある。昨日、横で打っていた奴がそうかも知れない。一昨日、横で打っていたやつは元殺し屋で現在は養子の少女を養うために打っているのかもしれない。今日、横で打っていたお姉さんはやり手の風俗嬢、というのは裏の顔で表は大手のやり手OLなのかも知れない。

 

誰にだって物語はある。その物語が決して交わらない場所、人間交差点。

 

それってホールやライブハウス以外にねぇじゃん。それとも何かギロッポンの高級サロンにでも出向けというのか。パチスロが終わるのはパチスロの勝手なのかもしれない。ただし、人と人が交わる場所までもが無くなってしまう事に関しては何だか寂しい事のように俺は感じる。

 

パチスロを打つ事は無駄かも知れない。

 

ただパチスロを打っていたからこそ、かつてパチスロで借金返済というブログを書いていたからこそ俺はここにいる。それが俺の繋がりであり物語だ。

 

コピペをすれば誰にでも書ける、全てが期待値でしかない勝った負けたではなくて、物語を感じとれる何か。どの道、解析情報における優位性なんて最早無いに等しいんだ。聞かせてくれよ、誰かの物語を。あなたの物語を。もしも、最近パチスロ打ってねぇやという人がいれば、あの日を思い出して欲しい。ホール店員に恋をしたあの日を。名もしれない友達ができたあの日を。

 

その場所が生きている事を確認するためにホールに行こう。ホールは今もそこにあり、誰かと誰かの物語が進んでいる。

 

そしてホールに出向いた先で、思う存分にガッカリしようぜ。思う存分に声をあげようぜ。俺らの好きだった場所、もしくは元バレー部で貧乳、俺が恋した金髪のマイちゃんを返せってな。

 

CLOSED BGM

人間交差点 / ライムスター

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