【パチ・スロクロス】パチンコ・パチスロ解析情報

2019年11月27日

プレミアム酒を飲んでみた

唐突な話ですが、私はそこそこの「高い酒」アンチであります。物凄いアンチでは決してないですが、冷静に考えるとおそらく「そこそこ」のアンチだと思います。

 

もちろん、高い酒が高い理由にも理解が及ぶところはあります。例を挙げれば、大吟醸なんてのは最低でも精米歩合が50%……つまり、物凄く単純に言ってしまえば米を半分削って残り半分だけ使っているわけですからね。削った分多くの米が必要になり、そうすれば当然コストは上がる。

 

それと、酒米……酒造好適米ってやつは、基本的に収量が少ないんですよね。実家近くでも酒米を作っている人がいるので分かるのですけど、通常の炊飯用の米に比べると単位面積あたりの収量が恐ろしく少なく、ついでにそこそこ古い品種が多くあるため、色々なものに色々と弱い。そういったものを原料にしていて、それにプラスして技術的にもコストは当然かかるのでしょうから、そりゃあそれなりに高くなるのも理解は出来る。

 

しかしですね、それを差し引いても高すぎる酒ってのもあるわけですよ。物の値段とは需要と供給の関係もあるので、この「高すぎる」ってのも所詮は私の主観込みなわけですけど、さすがに酒1本にそれはないんじゃない……?? というやつは確かにある。

 

例えば……具体名を出すとアレなので出しませんが、ウチの方の蔵の十◯代ってやつとかですね。求めに対して供給が非常に少ないのであの値段になっている、いわゆるプレミア価格に近いのだろうとは思いますが、さすがにあれは高すぎる。

 

ただ、ではそこそこアンチだからその十◯代を飲んでいないのかといえば、実は若かりし頃に相当な量を飲んでいます。学生時代の指導教官だった人がとにかく日本酒好きで、そしてその某十◯代が好きな人でしてね。二次会は毎回日本酒酒場で、しかも教授のオゴリでしたから、ゼミの飲み会がある度にカッパカッパとまるで2級酒を飲むかのように飲んだものでした。

 

そこでの経験と、あとつい最近にちょこっと飲んでの経験も含めて言うと、あれは間違いなく旨いです。旨いのは確か。ただ、その旨さと値段が釣り合っているのかとなると、それはちょっとどうかなぁなどと私あたりはやっぱり思ってしまうのです。

 

ちなみに、そのゼミ飲みの幹事を私は何故か2年間務めていたのですが(3年生がやるのが慣例なので本来は1年間)、他で一次会→日本酒酒場で二次会の流れというのが通常だったのに、ある時のゼミ飲みで幹事権限を発動させて、二次会会場のはずのその日本酒酒場で開店から閉店までぶっ通して飲んだことがありました。そうしたら、会計が二桁万円以上になってしまって……いつも通りにニコッと笑って全額払ってくれたK先生、当サイトなどは絶っっっ対に見ていないと思いますが、あの時は本当にすみませんでした。

 

 

話が飛びすぎてしまっている。軌道修正をせねば。

 

 

……ということで、基本的に高すぎる酒を自分のフトコロを痛めてまでは飲まない男なわけなのですが、まあ、例外というものもあるわけです。それは例えば……やっぱりお祝い事とか。祝いってのは物もですが、その金額にも意味がありますしね。

 

 

 

 

そんなわけで、私の人生においておそらくはもう二度とはないであろう祝い事、実家の新築祝いとして、画像の日本酒を持っていきました。

 

画像のものは「楯の川酒造」(山形県酒田市)による『純米大吟醸 十八』。同蔵元では「プレミアム楯野川」のカテゴリーに属する酒で、お値段は四合瓶、720mlで10,000円(税抜)もする、「そこそこアンチ」な私なら通常買うことはないであろう、ちょっと「高すぎる」酒です。

 

 

「えっ、高すぎる酒の話じゃないの?? ちょっととか何ひよっちゃってんの??」と思われた方。少しだけ言い訳をさせてください。

 

当初の予定ではこの画像のものではなくて、これのさらにひとつ上に位置づけられている20,000円(720ml)の酒か、上で散々取り上げた某十◯代の『別撰吟醸』を買う予定だったのですね。そこそこアンチとはいえ、今回の主役は私ではないですし、このような機会でもないと実家の家族もおそらく飲むことのない酒でしょうし。

 

んが、値札がないため店員さんに確認してみたところその某酒は35,000円(720ml)……。いくら祝事用とはいえ、これで口に合わなかったらさすがの私も半ギレします。下手したら全ギレです。完全キレッキレになってしまうやもしれない。

 

で、だったら20,000円の……と思ったら、こちらは店員さんがあまりオススメしない、とのことで。このクラスになるともう磨き過ぎていて、香りは良いも味が水の如くで、特に酒が好きな人には合わないだろう、と言われまして。お祝いなのだから20,000円くらいは出そうと思っていたのですが、本来は悪いことを言わなそうな店員という立場の人に、しかも利き酒師の資格も持っているプロの人にそこまで言われてしまったら、さすがの私も躊躇してしまい。

 

 

 

 

では私が購入した『純米大吟醸 十八』がどんな酒かを見てみると、我が国で最も著名で最も酒造りに向いているとされる酒造好適米「山田錦」を使用した、精米歩合が18%の純米大吟醸であるとのこと。え~っと、精米18ってことはつまり米を82%も削っていることになるわけで、米農家の息子からしてみると、なんかすんごいもったいないような気がしてしまう……。これについては、親父も母ちゃんも兄貴も同じことを言っていました。う~む、米農家脳の宿命か。

 

 

 

 

なお、店員さんに止められた20,000円のものは精米歩合が8%で、もうそこまでいくと米の味がない、とのこと。恐ろしいことに楯野川にはさらに上のランクの酒があり、それはなんと精米歩合1%……。1%ってさ、それもう米粉じゃね?? 酒造りよりパン作りのほうが向いてね??

 

 

 

(せっかくのプレミアム酒ということで、昔々に鹿児島から買ってきたという器を親父が出してきました)

 

 

さて、それでは実飲。「新築おめでとうございま~す♪」の掛け声の後に、まずは香りを確かめてみると、米とも何とも言いがたい、嗅いだこともないくらいの強い香り。口に含んでみるとピンと尖った純米大吟醸らしい味と微かに残る米の味がして、いかにも「高い酒」という印象。家族に訊いてみたところ「んめな~(=美味しいね)」とのことで、最終的には私が半分くらい飲んでしまいましたが、飲んだことのないプレミアム酒が飲めたということで、親父も母も次兄も満足しているように見えました。

 

 

 

~その2日後~

 

 

 

 

で、そんなプレミアム酒を飲んだのに、その経験のわりとすぐ後にそこそこふつ~の酒をビデボ内で飲む男が1人。画像の酒は「加藤嘉八郎酒造」(山形県鶴岡市)による本醸造『ささの舞』、ウチの実家では頂き物として昔からよく見る酒で、「一番下のひとつ上」というランクに位置する普段飲みにはちょっと良いけど別に気張るほどのものでもない、本当にそこそこふつ~の酒です。お値段は四合で税抜840円、×12本でやっと先のプレミアム酒の値段。

 

でも、やっぱり私はこういうのが一番落ち着きます。酒なんてぇのは肩肘張って飲むもんじゃない。もっとも、それはプレミアム酒を肩肘張って飲むような人間だからであって、それをふつ~に飲める人もいるのでしょうけども、まあ、仮に物凄いお金持ちに、10,000円の酒を普通酒のように買えるお金持ちになったとしても、私ならプレミアム酒を普段飲みにはしないでしょうね。アレは色々強すぎる。普段飲むんであったら、やっぱりこういう酒が良いです。

 

 

ということで、今回のプレミアム酒は旨いことは旨いものの、私の認識を引っくり返してくれるところまではいきませんでした。

 

とはいえ、今回のは自分のために買ったわけではなくて、実家のために買ったもの。実家の家族が喜んでくれるのが一番良いわけで、それが出来たのは良かったと思います。今後も機会があれば皆様にお伝え……したいのはヤマヤマなんですけども、私は「通」でなくて「飲んだくれ」ですからね。「10kあったら2.7L焼酎6本買えるやん!!」とかいうことを考えてしまう属性の人間ですので、機会があるかは分かりませぬ。

 

でも、出来れば20,000円の、精米ヒト桁のもちょっとばかし飲んでみたいなぁ。果たして機会はあるのだろうか……。

 

 

といったあたりで、また次週~。

スポンサーリンク