【パチ・スロクロス】パチンコ・パチスロ解析情報

2019年11月02日

ボンバイエに水を

パチスロ打ちならば誰しもが一度は真似したはずの「焼き立てのパンでーす。」の後継機、『焼き立て継承、焼き立てジャパ…』ではなくて『闘魂継承 アントニオ猪木という名のパチスロ機』。

 

ネームバリュー(猪木は偉大)に対してホール導入率が低い事が気になっていたのだけど、正直これは大正解なのかも知れないね。そもそも6号機時代における「バラエティ導入」というものに対して俺は批判的なスタンスを持っていて、1台や2台導入するぐらいならばハナっから導入しなくてもいいのではとさえ思っている。

 

低設定の6号機で、その機種の面白さや魅力をユーザーに伝える事なんて不可能なわけで、(設定の入りにくい)バラエティ導入をした所で稼働が維持できるわけもなく、そればかりか「やっぱり6号機は……」などというマイナスイメージを抱かせちゃうだけな訳ですよ。勿論「導入することによる」販促の意味もあるのだろうけどさ。

 

どちらにせよ、入れるなら愛せよ。プロレスラブならず、その機種に対するパチスロラブを見せて運用してくれよと。「とりあえず」で増台したリゼロなんて全く動いてねぇじゃん。

 

どんな機種だって「愛」さえあれば、動かすことは可能……と書くのは簡単だけど、やはり機種自体の「面白さ」にもよってくる訳で、その点からいくと今作の『6号機猪木』は動かすことが難しい機種なのも確か。だから「そもそも導入しない」という選択肢も正解なのかも知れないね。バラエティ導入(もしくは全く力を入れていない)の店は、そろそろ稼働が終わってきちゃうんじゃない?

 

何故、動かすことが難しいと俺が思うのか。これを一つずつ紐解いていくと……通常時の前兆。

 

 

写真は天井からの当選だけど、見てほしいのは消化ゲーム数。この台の天井は700G。つまり前兆だけで40G以上あった訳ですよ。天井以外では35〜38G程度での告知が目立ったけど、どちらにせよ長すぎる。特に天井に関しては「そこに到達した時点」でストレスが溜まっている訳で、それならば少しでもストレスが緩和するような当たり方をするべきなのでは。いっそのこと、最大天井777Gという見せ方のほうが賢いと思う。早く当たれば得した感もある訳だしさ。

 

「ボンバイエ」を貯めて、画面に鎮座する猪木のオーラ色を変えていくという前兆システムは、理解できる。が、そこからさらに「猪木酒場」へと発展して、再びステージをアップさせていく必要もあるのだろうか……。

 

そもそも前兆は「前兆なのかな?」という考える余地があってこそ面白いのであって、露骨な「前兆開始」はテロップを出しすぎなテレビ番組と同じくユーザーから考える余地を奪っている……もっと捻くれた見方をすればユーザーの読解力を軽視しているとさえ俺は思う。

 

「ボンバイエ」によるオーラ昇格があるせいで、連続演出発展時における期待感もそれに左右されすぎて、全くドキドキできないし、何よりも上記したように(その後の展開も含めると)長い。長すぎて令和が終わっちまうぜ。

 

前兆を長くすることで見せたい「何か」があるのならば話は別だがパチスロ打ちの体と脳に刻まれた前兆ゲーム数を超えてくる理由。それが高ベースだからってだけの理由なら、申し訳ないがお粗末としか言いようがない。

 

そして打った人の多くが感じたであろう。TC(闘魂チャンス)の潜伏とTC後の超通常時。

 

最初に書いておくと、所謂「減算区間」自体が悪いとは全く思わない。んなことを言っていたら天国モードだって「減算」する訳だけだし、ART機の準備中だって似たようなもんだ。それがあるからこそ出来る事だってある。

 

ただし6号機においては、その見せ方に気を使わなければならない。特にストックや潜伏をする機種ならばね。

 

これ、わざわざTC後を超通常時として50Gで区切る必要がなかったのでは?? というか、超通常時という見せ方自体がいるのか?? 明確に終わりを区切ってしまうと「減算」が目につきすぎて、潜伏のドキドキよりも、減算のイライラが勝ってしまうし、せめてストックしたTCに関しては(ナビ回数は少なくともいいから)即発動でも良かったのでは。その一部で潜るのならドキドキもできるが……別にドキドキもしねぇじゃん、これ。

 

そういった点においてはヤマサの『鉄拳4』は上手に「潜伏」や「前兆」を使っていたと思う。(まぁアレはアレで、それ以前の問題もあるんだけど)別に「ほーら、激アツの引き戻しゾーンですよ!!」なんて見せ方は必要ないよ。その後、冷めるだけだしさ。

 

超通常時を「潜伏」ではなく、ストック特化ゾーン(自力当選はストック消費無し)や引き戻しと考えれば気にならなくなるやも知れないが……逆にいうと「潜伏」として捉えるにはテンポが悪すぎる。増えないしね、10ナビだと。

 

レバーオンからストップボタン停止にかけての掛け声やお馴染みの「お願いしまーす」。伝統のTC中の音楽。そこに関しては最高としか言えないだけに本当に残念。

 

いいか。パチスロの中でもっともレバーからボタン停止までの流れが美しい台。それは「猪木」に他ならないんだ。

 

……この台が動くためにはホールのパチスロ愛、猪木愛が必要不可欠だ。導入するなら愛を見せろ。

 

愛という水を与えずに、台を飼い殺す全てのホール。そんなホールさんは一度、神田川先生に弟子入りをしたほうがいいのではなかろうか。

 

花に水、人に愛、パチスロは心。なんだよバカやろう。

 

CLOSED BGM

I Will Go to War / テッサトンプソン

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