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2019年04月05日

無くした牙

牙を無くした狼を「beautiful losers」と歌ったアーティストがいる。クラスで疎外されている仲間達の事を「losers club」と呼んだ映画がある。フロントに大きく「LOSER」とプリントしたTシャツを作ったインディーズレーベルがある。

 

俺はメインから外れたLOSERが好きだ。

 

ロッキーやレスラー、サイタマのラッパーしかり、負け犬たちのワンスアゲイン映画が大好物だ。最終的に待っているものが「社会的な敗北」や「敵わない夢」だとしても、その事自体は正直「負け犬映画」においては大した問題じゃない。大切なのは「無くしてしまった自分の尊厳」を取り戻そうと奮起する瞬間。

 

ロッキーでいうのならば、毎度毎度の事ながら挫折したロッキーがフィラデルフィア美術館正面玄関階段(通称ロッキーステップ)でロッキーのテーマをバックに拳を上げる瞬間。サイタマのラッパーならば場末の焼肉屋という最悪な環境下で再び韻を踏む瞬間。社会的に見れば、間違った道かも知れないが自分自身の核となる何かを取り戻そうと決意する様。それこそが負け犬映画の真骨頂なんだ。

 

そう、誇りがある負け犬は美しい。

 

ただし、「ライオン」「ダチョウ」「ゴリラ」に関しては夕日にでも照らされない限り、あまり美しくはないかな。

 

「猛獣」とはついているものの、出玉推移的には戦コレやエヴァに近いマイルド仕様になっている今作の猛獣王。前作の「獣王」ではヤレル感(というか事故率)が魅力の一つだったけど、今作では圧倒的な「ヤレナイ感」を感じる人が多いと思う。

 

設定差はなさそうだけど、ATレベルの概念も、結局は天井狙い(結果としてハマったほうがレベルが上がりやすい)に繋がる要因だし……かといってハマった所でダチョウでてきたら心折れるし……

 

というか、これは「猛獣」なんだろうか……。

 

色目押しという部分では懐かしくもあるし、純増枚数も6枚と申し分がない。ここの部分に関しては文句なしで気持ちいい。そりゃ目押しするのが大変かもしれないけど……目押しでメダルが増える快感は格別だし、何よりもゲーマーの血が滾る。(すぐAT終わるしハズレも多いんだけど)

 

が、そういった部分は「猛獣王」の本質ではないと思うのよ。勿論、それは「獣王」に関しても一緒だから、5号機の「獣王シリーズ」としては正しい進化なのかも知れない。

 

でもさ、進化するというのであれば、取ってつけたような4号機演出も要らないよね。知っている人からしたらナビの扱い方が意味不明(共通15枚で発生している模様)だし、知らない人からしたら演出自体に思う事も得にないのでは。

 

猛獣王モード中のナビで、すっごい力込めてBET叩いちゃったんだけど俺。

 

そもそも特定のゾーン等ではなく、「潜伏している感」「キテいる感」こそがサバチャンの魅力だと思うので、明確な引き戻しゾーンで状態を区切らずに「潜伏」を演出したほうが猛獣王らしいと思うし、有利区間や内規の関係で出玉が減る区間……所謂、引き戻し状態が必要な台では「CZのCZ」のような、通常時における無駄な前兆も流行らないと俺は思う。

 

だって前兆を消化して単発120枚程度のATを消化して、引き戻し区間を消化して……手元に何枚残りますか??

 

さらに天国??

 

そういった当たっているけど増えていかない仕様は、ゲーム性としての落とし込み以前に、もはや飽き飽きしているユーザーが多いのでは。

 

6号機という厳しい枠組みの中で(良く言えば)前作を踏襲した演出、悪く言えば何処かでみた演出と何処かで見た煽り方をしたところで……覇権をとるには、それこそ牙が足らねぇ。

 

出玉感も演出面も斬新さも「猛獣」を継ぐものとしては、猛々しさが足らないのでは。それこそ牙がない狼になってしまっているのでは?

 

牙のない狼では白鯨を打てねぇ。俺は待っている、白鯨を打てる猛獣を。きっと猛獣は白鯨を打ってくれるのだと。

 

たとえ負けたとしても、安易な作りではなく、真にやりたい事をユーザーに伝えられたのなら……それは「beautiful loser」だろ。

 

CLOSED BGM

Beautiful losers / caravan

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