【パチ・スロクロス】パチンコ・パチスロ解析情報

2018年11月30日

2018.11.25

深夜まで続いた野暮用を片付け、急ぎ自宅へと戻った俺は、パタゴニアのバックパックの中に2泊分の着替えと新調したばかりのハーフトラックの財布を突っ込み一人空港へと向かった。普段なら車を運転する事のない、早朝5時。

 

エンジンの温まっていない車内で吐く息は白く、目の前の空気は霞む。道すがらのコンビニに立ち寄り暖かいコーヒーと甘いホットケーキを買い、さて一気に目的地へと思っていた所でトラブルは起こる。そう何時だってトラブルが起こるのは時間のない時だ。

 

車のエンジンが始動しない。

 

思い返せば、既にその予兆はあったのだが、メンドクサイ事から目をそらし、何時も大丈夫だからという根拠のない理由を元に、安易な希望的観測を抱いてしまった俺の悪癖が飛行機のフライト時間に間に合いそうにないという最低な事態を招いてしまうとは。

 

いや、まだ間に合わないと決まった訳ではない。

 

幸運な事にスターターケーブルは車に積みっぱなしだ。後はもう一台の車さえあれば、バッテリーを俺の車に繋げてもらい、繋いだ車の力でエンジンをスタートさせる事は可能だ。俺は2枚セットのホットケーキの残り1枚を平らげ、最後にもう一度と一気にエンジンキーを回す。

 

キュルキュルキュルキュル。キュルキュルキュルキュル。

 

やはりかからないエンジン。時間がねぇ。コンビニの店員に事情を話し、運よく車で来ていたのならバッテリーを繋げて貰うほか手が……

 

「兄ちゃん、こんな時間になんしょんならぁ?」

 

酒臭いおっさんの好奇心と同情の入り混じった声。このおっさんが俺に何をしてくれるというんだ。邪魔くせぇ。

 

……っと、いけね。また枕だけ長くなっちまった。そんな俺が降り立ったのは東京ビックサイト。そうユニバカ×サミフェスだ。

 

ユニバーサルカーニバル×サミーフェスティバル2018。言わずと知れたパチスロ界のユーザー参加型ビックイベント。もし参加するのなら6号機へと変貌を遂げる今しかないと考え、遅ればせながらの初参戦でございます。無料という部分があるにせよ、このご時世に16000人を集客できるのだから、まだまだパチスロも死んではいないのかも知れないね。

 

ユニバオフィシャルサポーターのYAYOIちゃん(葉月ちゃんではないのがナイスセンス)やサミーオフィシャルサポーターのみどりちゃん、そして何故かゲスト参加をしている我らがヤマサの虹河ラキぴょことのコラボ楽曲や、各種アトラクション、体験型展示ブースに参加型の展示ブース、そしてお祭りには欠かせないフートコートもユニバ機種、サミー機種とのコラボ仕様。

 

 

さらに未来のスロットともいえる、コンセプトモデルの展示。これ、映像がアネモネ(エウレカセブンハイエボリューション2。ハイエボ2は面白い。)だね。スロットの演出というより、画面で映画のPVを流している仕様だったのが少し残念。

 

そして忘れちゃいけないのが歴代機種の試打スペース。未来があるなら過去だってある。

 

 

伝説の横一文字を見たかったものの、どうしてもボーナスが引けずに移動をする事に。ちなみにヘラクレス(B+AT)ではBIG後のバトルチャンス失敗で即ヤメをした所、思いっきりカマを掘られちゃいました……。

 

今でいう自力バトルタイプや自力CZタイプの走りとも言える台ではあるんだけど、うん、完全にシステム自体(これバトルが連するんだよね)を忘れていた。忘れていたというか、そもそも記憶にない。でも、こういった台があったからこそ、みんな大好きなバトルものが出来上がっていく訳で、その最新進化系が……

 

 

 

『バジリスク絆2  2019』なのかも知れない。

 

展示されていた台から流れていたPVでは「次回、バジリスク絆」と出ていたけど、実際にホールでお披露目するのが何時なのかは不明。パッと見だけどBT中の演出は「絆」と「3」を足した感じに見えたかな。個人的には「3」からベルリプと追想の時(打ち手目線でみると引き損に感じてしまう)をなくし、ストックのルールを明確にするだけでも十分面白くなるのではないかなと。

 

 

他、ツインエンジェルのブースで60秒間の連続ビタ押しチャンレンジ(写真は参加賞のうまい棒)に挑戦し、イップスになってしまうなど、プライドが引き裂かれる事態もあったものの、無料でこの規模のイベントが開催できる、開催してくれる。それ自体がとても有意義な事なのではないでしょうか。

 

うん、とても有意義な事なんだけど……ユニバカ×サミフェスに行った後、ずっとモヤモヤしている事があってさ。16000人も来ているんだ、十把一絡げで何かを語る事は出来やしないが、人気なのは回胴式遊技機としてのパチスロ台なのだろうか。それともライターなのだろうか。はたまたパチスロのキャラクターなのだろうか。

 

パチスロのキャラクターとパチスロ台は、切っても切り離せないものだけど、決してイコールではないと俺は思う。そして、こう感じた人も、もしくはこう感じて参加した人も多いのではないだろうか。

 

ライターフェスティバル。

 

断っておくけど決してこれが悪いとは思わない。むしろ良い事だとさえ俺は思う。だから、この先、(こうやって文字を書いている俺も含め)やらなきゃいけない事は、「偶像」と「人」を繋ぐのではなく、「パチスロ台」と「人」とを繋ぐ事だ。

 

ガールズバーとかってさ、(特殊なゲームでもない限り)お目当ての女の子いなくなったら行かなくなったりするじゃん。それってお店にとってはマイナスなのよ。仕方ない部分があるにせよ、一番いいのはその女の子だけではなく、お店自体のファンになってもらう事。これがベスト。

 

そう。おそらくライターってのは「人」と「台」とを繋ぐ存在だ。

 

早朝のコンビニで立ち往生した俺に対して、行きつけのスナックで財布もカギも無くしてしまったという酒臭いおっちゃんは、必死にコンビニの店員に掛け合って、俺を助けてくれた。おっちゃんがいなくとも、おそらくコンビニの店員は助けてくれたと思う。

 

ただ、俺にはそれが嬉しかった。

 

バッテリーとバッテリーを繋ごうと。人と人とを繋ごうと。必死に頑張ってくれた、何かと何かを繋ごうとする事。それがきっとイベントの本質なんだ。

 

手放しで喜べる状況で無い事は、ユーザーだって、業界人だって分かっている。だからこそ笑うんだ。酒臭くて、ベロベロに酔っぱらっている、あの「おっちゃん」のようにね。

 

笑え、無理をしてでも。未来はスロットのリールの中に。

 

CLOSED BGM

未来は俺らの手の中 / THE BLUE HEARB

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