【パチ・スロクロス】パチンコ・パチスロ解析情報

2018年10月14日

新基準機続々登場! のハズが

こんにちは。ツケマイてんちょ~です。

 

本来の予定では、来月11月の16日、17日の予定で日電協、回胴遊商の主催、日工組の協力で「6号機ウルトラ試打会」が開催されるハズだったのですが、先日中止が発表されました。この手のイベントが中止になるというのはそもそも珍しいのですが、もともとは「6号機の幕開け」をテーマとして、。業界関係者及び一般ファン向けに未導入、未発表6号機の合同試打会を軸とした企画で、抽選会や記念品配布、多数の人気ライターによるイベント、のめり込み防止を啓発するパネル展示などが予定されていました。当初予定では日電協メーカー、日工組メーカーなど合計約30メーカー程度の展示規模を想定していたイベントでしたが、現状この原稿を書いている時点でも6号機の適合機種は22機種。そのなかでも各社6号機の試験は手探りな為、まずは通してみる、と言う感じで販売を想定していない機種も含めれば実際の販売できる6号機の機種数がかなり不足しているのも開催延期の理由ではないか?と言われています。一応は公式に中止の理由は発表されておりません。

 

さて、ぱちんこのほうに目を向けてみますと、設定付、設定無しはあれどPから始まる型式名の新基準機が徐々に出てきています。藤商事さんのように今までの機種のリユース対応でスペック違いを発売という手法だと、お客様にはあまりインパクトは無いかもしれませんが、機械の購入費用が安く済み、設定に反映できる場合もある、というメリットがホールにはあります。この設定付ぱちんこ、まだやはり「回る」、「回らない」で台選びをしているお客様も多く、現在の納品時の状態ではヘソ3個戻しの時代に比べて「回らない」機種がほとんどであり、その為に高設定を使っていても離席してしまう人も多く見かけます。一方で若いお客様、情報感度の高いお客様はあまり「回らない」台でも演出から高設定を見抜いて勝っている人も多く見かけます。ここらへんがまだ、世代により感覚が違うのが現状ですが基本は設定で出玉率を調整できる時代、早く年配のお客様にも慣れて頂き、設定推測からの台選びの楽しさと言うものを感じ取って欲しいと思っています。

 

設定付ぱちんこのデータを某全国データで見ても、ALL設定1では不可能な利益額を示しており、きちんと高設定を使いながら運用しているのがわかります。特に今まで出てきた設定付ぱちんこは甘デジが多いので、大量導入店舗がありません。一部のお店だけ高設定を使っているのであれば全国データに反映されるほどの数値変化は無いと思われます。そのように考えたり自店の状況を見たり同業者の話を聞いてもやはり毎日設定1固定!というお店は少なく、打ち手にも良い環境と言えるのではないでしょうか?ただ、ヘソが4個戻しの時代、ベース30~40の時代ですので千円での回転数が同じならば、当然3個戻しの機械よりもヘソへの入賞はしないように感じます。これは時間当たりの回転数が落ちるからです。そんな設定付ぱちんこですが、やっと新基準ミドルの発売が決まりました。京楽さんのP鬼武者で新基準ミドル第一弾になります。残念ながら設定は付いていませんが小当りRUSH性能を高めた新基準小当りRUSH機としての登場です。設定搭載により小当りRUSH機などは6段階設定であれば出玉の試験を設定ごとに6回行います。なのでまずは単純に落ちる可能性が6倍になります。簡単な計算ですが攻めたスペックを持ち込み、設定が6段階、出玉試験を通過する確率が設定ごとに50%とすると、50%の6乗で1.5625%になります。つまり64回に1回程度の確率でしか出玉試験を通過できないのです。当然保通協に持ち込むのにもお金が百万円以上掛かりますし、それを確率通り64回目に適合したとしても掛かった費用は……。

 

なんて事でこの鬼武者は設定を搭載していないミドルで登場です。設定を搭載していないのは残念ですが、甘デジでもなく、リユース機でもない純粋な新台として出てくるP鬼武者、このあと12月予定のPカイジ沼も含め見逃せない!という状況ですね。新基準ぱちんこ、売り上げが同じだと仮定するとお客様が使う金額が同じなので新基準のほうがベース値が高く、必然的に吸い込むスピードが緩やかになります。つまり同じ金額なら新基準機のほうが遊技出来る時間が長くなるわけです。そして新規則の「時間出玉率」で新設された「4時間出玉率」の検査を通過させるために、新基準機は大当り消化時間を長く、確率変動消化スピードを遅くして時間を掛けている機種が多いです。これによってもお客様が同じ時間遊技すれば長時間遊べるという机上の計算になります。売上をお客様が打ち込んだ玉数で割れば玉単価という数字が出ます。お客様が1玉弾くのに売上がいくらになるか?という数字です。当然昨今の規制された遊技機ではこの数字が小さくなっています。1円ぱちんこはそもそも貸し出す時に1玉1円なので玉単価も低い。でも4円よりお客様が居ますよね?つまり玉単価が低い数字であるほど、お客様の投資金額が減り売上は落ちますが、お客様は同じ金額で考えると長く遊べるようになる訳です。

 

過去の規則改正を見てみるとパチンコの場合には大ヤマトのように確率499の機械が許されて、ヘソ賞球は3個、ベースも今の新基準機の半分のレベルでしたので売り上げは大きく伸びました。しかしながらその年から客数は徐々に減少しているという現実があります。その一方で1円ぱちんこや甘デジの普及により一時的に玉単価が下がった年は稼動は持ち直しています。つまり前回の規則改正からの流れをおさらいしても、新基準機で玉単価が下がりベースアップするのは売上を犠牲にはしますが、ユーザー層、特にライトユーザーの拡大には良い面もあるのです。そこへパチスロで慣れ親しんだ設定というものがパチンコに導入されます。若い人は今も昔も「釘読みは経験と知識が必要で面倒だ」という感覚を持つ人が多いです。そこでパチスロからデビューしていた若い客層が少し年齢も上がり自由に使えるお金が増えたところでパチンコが遊びやすくなり設定が搭載される……これはとらえ方によっては物凄いプラスで今まで敬遠していたお客様が参加する可能性があるのです。

 

店舗運営でもそうですが、結果が出ないときというものはとにかく今までのやり方を反省したりして改善して続けようとしたり、新しい施策で巻き返そうという事が多いと思います。しかしながら「止める」というのは責任の所在を追及したりに繋がるのでなかなか仕事でも勇気が要ります。しかし結果が出ない時こそ「止める勇気」を持ち、結果の出ないものへの投資をやめて結果の出るものへ資源を集中するべきなのです。この新基準機、そういう意味ではパチンコに色々な可能性が出てきたとも言えるのでしょう。パチスロ自体はすでに導入済みの「HEY!鏡」が今夜から何故かパチンコ番長が先日導入された台数と同台数で増台するお店が多いです。なので6号機パチスロは既に5号機の頃と比較しても良い結果が出ていますので、悲観する必要は無いのかと思います。しかし一方でホール側を取り巻く環境は5号機当時とだいぶ変化し、5号機導入開始時期に流行語になった「攻めのベニヤ営業」も今回はあまり見ずに、閉店店舗が増えています。当時はどちらかといえばパチスロを締め付けられてF1のレギュレーションチェンジのように、スペックダウンしたのに対し、パチンコは緩和されたメリットがお店、お客様ともに実感できる内容でした。今回はいわば同時規制。これが業界初めての体験でもあり騒がれているのです。

 

5号機導入以後、ホール側では「完全等価交換&無制限&台移動自由&再プレー手数料無料&再プレー上限なし」という、いわゆるアリアリ営業が流行し始めました。売り上げを伸ばす=お客様にお金を使わせる事に特化して利益を犠牲にして薄利営業するのが流行りました。しかしお店が薄利営業しても、出ている人が2万枚出ていたのが3万枚になるなど、個人の成績には均等に結果が反映されません。お店が赤字営業しても負けるお客様というのは一定数居るのです。このアリアリ営業ブームは負けるお客様に更に負担を強いる営業の為、負けすぎてパチンコパチスロを引退したり借金をして社会問題になったりという現在の規制につながる様々な問題を生みました。その結果が今であり、これは業界側もヘビーユーザー重視のツケとして反省しないといけない部分かもしれません。

 

新基準機、そうやって過去も振り返り考えてみれば必ずしも悲観するばかりではないのですが、今、遊技していない人たちから見たらまだまだ現行遊技機での投資金額は「異常」な金額な訳で、9割の世帯がパチンコパチスロを遊技する人が皆無な世帯という時代には、理解を得られる訳がありません。ボートレース業界の改革が成功したように、わかりやすく、参入しやすい投資金額で楽しめる遊びになってほしいと思っております。

 

そうは言ってもあと2年以上は旧基準機との併用営業の時代。自店も新基準のパチンコはまだ手探り状態で今夜もメインの導入はマルホン工業さんの「シャカリーナ」です。そして過去の新規則一発目、規則改正一発目は必ずと言ってよい程「SANKYO」さんの製品であったのに今回は違います。これも新基準機がまだ手探り状態であることの証なのでは無いでしょうか?

 

しばらくはまだ主力は旧基準機という時代が続くのかもしれず、逆に5.9号機よりもお客様に受け入れられた6号機が出てくるパチスロのほうが、新基準への切り替わりが早いのかな?と予測します。

 

 

それでは、また次回まで。

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